WorldPC Expo2005

午後から行ってきたが、どうも全般に見るものに乏しい印象。デジカメ系メーカーの参加が少なく、PC関連も目立った発表がないから、あまり注目すべき箇所がない。


シャープとウィルコムのブースではW-ZERO3に人だかり。それほどの人数はいないが、一人一人が熱心にいじり回すのでなかなか順番が回らない。
ウィルコムブースでは他にもSIM STYLEの実機と新端末WX310シリーズが。WX310Jは筐体の半分を液晶画面が占めるストレート端末で、中央の指紋読み取り部が上下スクロールにも利用できるのがユニーク。
SIM STYLEは結構小さくて、声が通らない私としては口元から離れた位置にマイクがあるのが気になるところ。半透明なボタンは樹脂の質感そのままでちょっと安っぽい感じ。十字キー左右のボタン、何も書いていないから機能が分かり難い。
通信カードは上部が灰色のゴムになっている。
各製品は小さなリーフレットで宣伝していたが、この商品だけは他と違ってシックな印象のポストカードになっていた。


W-ZERO3は順番待ちが多いので簡単に。メモ機能は手書きとキーボード入力が混在可能なようだ。手書きの図形はそのままオブジェクトとして張り付けられて、その直ぐ横にIビームポインタが出現して直接入力できる。
予想通りやや大きめのPDAサイズで、電話としては使い易そうに思えない。
その他、デュアルビュー液晶の展示を大々的にやっていた。中央では情報が混ざり合ってしまうのが難点だが、1台で2画面利用可能なのは結構重宝しそうだ。チャンネルを2つ持つTVとして売り出したら良い線行くのでは。


東芝ブースでは燃料電池を利用したPCや携帯プレイヤー、携帯電話の稼動実機が。まだバッテリ部分が大きめでポータブル用には不向きだが、あと1年もすれば市場投入できそうだ。


富士通ブースはPC関係で見るべきものはなかったが、画像にコードを埋め込むステガノグラフィといくつかのコンセプトモックアップがなかなか。
ステガノグラフィは画像に薄くドットパターンを重ねるもので、携帯のカメラなどで読み取ると10進数12桁のデータとして認識、それを元に該当データをダウンロードするデモを行っていた。画像によってはドットが肉眼で見えてしまうなど、まだ改良が必要な印象。


エプソンブースはDVDプレイヤーとプロジェクターを一体化させたEMP-TWD1が。どうしても机の上などに剥き出しに置かざるを得ないプロジェクターを、DVD+スピーカと一体化することで「側にあって邪魔」から「側にあって便利」に帰る好アイディア。