「クイーンズブレイド」というゲームブックがある。1対1の白兵戦闘ゲームで、キャラクタごとに1冊の本にまとまったものを購入、互いに本を交換してプレイする(つまりキャラ視界に没入し、相手のキャラを睨みながら戦闘するという設定らしい)というユニークなシステムが特徴だ。
これの元になったのは「Lost World」という米国産ゲームブックで、元は(洋物らしく)ゴツいイラストだったものが日本独自のアレンジを施された結果……露出度の高い女性キャラがあられもない姿を晒すという、ちょっと恥ずかしくて購入を躊躇うような代物になってしまった。
いやまあ、そういう需要だってあるだろうし、そういう代物を出版するなとは言わないのだが、それしか選択肢がないのはちょっとどうかと。折角面白いゲームだけに残念。
元の硬派なノリは、日本では失われてしまったようだ。
