電動アシスト自転車の防犯策

電動アシスト自転車は庶民にはやや高価な乗り物である。型落ちでも6万円代後半、最新のものであれば10万前後。高嶺の花というほどではないにせよ、自転車趣味のためのロードレーサーなどではなくシティサイクル用途である事を考えれば高価と言って差し支えあるまい。アシスト無しならば1万前後から入手可能であり、その価格差(というか比率)は大きすぎる。
そうすると、自転車窃盗犯にとっては色々と美味しい代物とも言えよう。流石にデフォルトでしっかりした鍵の付く自転車を気軽に乗り捨てる足として盗む輩はまずいないと思われるが、専門集団であれば販売単価の高さは(別売りの充電器を入手するコストを考えても)充分な魅力になり得る。


実際に電動アシスト自転車が集中的に狙われた事があるのかどうか知らないが、もしそんな事があれば犯人は必ず充電器を入手せざるを得ない。そこで、充電器の販売を登録ユーザーのみのサポートとするのはどうだろうか。こうすることで、盗んでも充電器を買う事ができない→盗難数が減少する、という効果が期待できるのではないかと思うのだが。