インクジェット選定

現在自宅で使用しているアルプス電気MD-5500は

  • 白や金銀などの特色印刷
  • 紙以外への印刷
  • 印刷色耐久性
  • 重ね刷りの位置合わせ精度

といった点で大変優れているが、

  • CMYK4回個別印刷のため印刷が遅い
  • インクリボン式でランニングコストが非常に高い
  • 全面縁なし印刷やCDへの印刷に非対応

という不満点がある。特に紙へのフルカラー印刷などに於いては、わざわざこのプリンターを使うより、インクジェット機を利用した方が利便性が高いのは明らかである。
というわけで今回、CDレーベルやブックレット印刷の必要性に駆られたのを契機とし、インクジェットの導入を検討してみた。


Canonは筐体デザインの面で最も優れている。印刷画質に付いても申し分ない。
しかし大判プリンタ以外で顔料インクを採用していないようで*1耐水性に不安があるし、また耐光性も専用用紙との組み合わせのみで実現されているもので、つよインクのような汎用性はなさそうだ。
HPは画質と速度については申し分ないが、どの機種なら顔料インクがあるのか良く解らないし、ノズル一体型だからランニングコストの点で不安がある。
となると結局EPSONに回帰するのだが、正直あまり家に置きたくないデザインで、可能なら他の選択肢を探したいところ。またCDへの印刷についてもかなりやり難い印象を受けたので、できれば避けたくはある。
とは言え、デザインよりも機能優先。EPSONの製品ラインアップから比較検討するに、望む機能を全て満たすのはPX-G920/同5000かPM-4000PXということになる。このうちPM-4000PXとPX-G5000は性能的にほぼ等価だが、PMの方が古い分性能で劣り、安価。またG920とG5000の差は基本的に印刷サイズで、A4までの対応となるG920の方が50%近く安い。
必要充分としてはG920なのだが、5000の方がデザインが……(まだ言う)


ところでEPSONサイトの製品比較ページは性能を一覧表示して並べつつ3機種までを選択して比較できる仕組みで、他のどのメーカーよりも解り易かったので俄に好感。

*1:黒だけなら採用機種がある