DSiゲームストア構想

「DSで動くゲームを作りたい」という欲求が在野に少なからずあるのだとしても、その手段としてサードパーティーによるhackを頼るのは如何にも筋が悪い。手元の機で動けば満足するというなら自力でhackするのが筋だし、広くプレイして欲しいというならDSでの動作を諦めるか任天堂が門戸を開くのを待つしかない。


そう、任天堂自身がそれをやれば良いのだ。
うごメモで実際に、ユーザ自身が作ったコンテンツの流通という下地を作って見せた今、次に任天堂がやるべきは「App Store」に他ならない。iPhone同様、単体でアプリのダウンロードを可能としたDSiを使えば、個人開発者でも開発したアプリの登録・配布もしくは販売が可能になる。
任天堂にしても、新型の方を多く販売したいと考えているだろうから、DSiの販売を後押しするゲームラインナップ強化は望ましいところではなかろうか。


それが実現した時、マジコンの役割は真に「コピーソフトの利用」だけになってしまう。いや、僅かに「所有ソフトまとめて持ち歩き」という機能は残るが、元々大きくないDSソフトでは優位性を誇るにはあまりに弱い。切手サイズのカードなんて何十枚か持ち歩いたところで大して嵩張るものでもなく、また多数のソフトを取っ替え引っ替えプレイする状況がそう多いとも思えない。