プリンターの不思議な挙動

半年ほど前に作ったペーパークラフトのデータを紛失してしまったので、印刷現物を元に1からデータを作り直した。
元の作品は特殊な厚紙にインクジェットで出力したもの。
ひとしきりデータ復元を終えてPPC紙でのテストも良好だったので、いよいよ本番の印刷にかかった。が……明らかに印刷が薄い。
暗めの色付き紙に刷っているのでPPCよりは多少見難くなるのは仕方ないが、それでも以前のデータでは遠目にもはっきり見えているものが今回は明らかに50%ぐらいの濃度でしか出ておらず、光の加減によっては見えなくなってしまう。これでは作業困難だ。


前回と同じデータではないのが災いしたかとも思ったのだが、PPCでは普通の濃さで出ているものが厚紙だと薄くなる理由は説明できない。
インクを弾き易い紙でもなく、実際に以前の制作では問題ない印刷が確認できている。


違いがあるとすれば唯一、以前は黒1色での制作だったためモノクロにチェックを入れての出力だったものが今回は切り込みの明示を目的にマゼンタを追加したためカラー印刷になっていることぐらいなのだが……いや仮にそれが理由なのだとしても、PPC紙には普通に出力できていることを考えるとやはりおかしいよなぁと。