IE6の画面描画バグ

発生原因が不明なんだが非常によく遭遇するバグのひとつで、画面の再描画機能不具合による描画の崩れがある。具体的には、例えばスクロール時に画面外にあったオブジェクトが多重に重なりながら表示されるというもの。
スクロールによって発生することが多いが、読み込んだだけで発生する場合もある。また再読み込みの度に崩れパターンは違う。なにその再現性のなさは。
HTML構造側のバグなどでないのは、フレーム分割した場合などにフレーム外オブジェクトまでが重なり表示されることなどからも明らか。また再描画の問題であることも、ロールオーヴァによる表示書き換えで一挙に解消することから明らか。


現象が発生しないページもあって、それらは大概制作時期が古くテーブルレイアウトだったりCSSを利用していてもインラインだったりするような構造のページである。一方で発生し易いページは大概、Strictな構造にCSSレイアウトのページであるようだ。つまりIECSSレンダリングエンジンに致命的な欠陥があるということだろう。
ちなみにIE7では発生しない(少なくとも、頻度は非常に低い)。本当にもう、IE6はさっさと絶滅するように。


そう言えば一部の2ch系まとめBlogでは、Firefoxでのスクロール時に画面の一部が残って表示がずれることがあるのだが、あれは何だろう。これは確実に同じ部分で再現する。何か変なオブジェクトが埋め込まれているんじゃないかと思うのだが。