エラーのインターフェイス

自分でちょっとしたスクリプトを作ってテストしたりしているとつくづく実感するのだが、インターフェイスで一番気を配らねばならないのは多分エラー表示の部分だ。イレギュラーな処理だからこそ、ユーザーは不安を感じ、エラーを解決しようと焦ることになる。
そんな時に「エラーが発生しました」だけの表示では、不慣れなユーザーは途方に暮れるしかあるまい。エラーメッセージは常に、その原因がどこにあるのかなるべく解り易い形で表示して、原因解決の一助とならねばならない。


……と、管理を委任されている販売システムの、商品登録画面のエラーメッセージを見ながら考えた。約500行のCSVデータのどこにエラーがあるのか解らず、黙視での確認は困難なので結局100行単位で切り分けて登録→エラー部分を10行単位に切り分け→10行を詳細にチェックしてなんとか問題の箇所を発見したのだが、最初からシステムがエラーのある行番号なり商品IDなりを表示してくれれば(それは大して難しいことではない筈だ)こんな苦労はせずに済む。