流行り神捜査報告書

キャンドルライト

最初に練習シナリオ「チェーンメール」をプレイ。練習用ということで短く、分岐もあまりない。科学方面とオカルト方面どちらに進むかで展開が変わるような話だったが、この時点では特に分かれることはなかった。
1話目「コックリさん」では一転、最初から話がおかしい。自殺した生徒と失われた血液、九字を切られ四方を犬に囲まれた狐の札……明らかに狐封じの札だ。慎重に科学面から捜査を続けたつもりだったが、どうにもオカルトっぽく話は進む。
どうやらこれは、純粋なミステリーとして見ると違和感がありそうだ。考えてみれば同じ事件を違う角度から見ているわけで、大きく内容が異なるわけではない以上どこかにオカルトの陰が見え隠れするのは仕方ない。
科学といっても、純粋に現実的思考から犯人を割り出すのではなく、むしろ「オカルト的現象に科学的説明を付ける」といった印象。このあたり……ええと、なんだっけ?佐野史郎の前髪が白い番組。ああいう感じ。いや、そこまで如何わしいかどうかはともかく。


シナリオごとのボリュームはかなりのもので、通り一遍のプレイでも多分1シナリオあたり3時間ぐらいは遊べるだろう。その上、2回目以降のプレイで微妙に変わる描写や隠されていた選択肢などもあり、既読率100%を目指そうものなら1シナリオに何時間かけることになるのか。


これまでのところ、特にホラーっぽい展開ではない。オカルトではあるが怖さはミステリーと同程度。恐がりの人でも十分に楽しめるだろう。それでも電気を消してヘッドフォンでのプレイはお勧めしないが。


意図的にオカルトな選択肢を選び続けるとオカルトが真相のルートになる。科学の信徒としてはちょっと落ち着かないが、違った展開が見えて面白い。