塊魂

段々侵されてきたようで、通勤中に道行く車が巻き込める錯覚に囚われるようになった。昨日月に挑んだ影響と思われる。
塊の巨大化に伴い視点が変化して、それまで見えていなかったものが次々と現れる。そして最初は障害物だったそれが頭の中で巻き込み対象に変化してゆく。この感覚は本当に心地良い。怪獣の気分が良く判る。


感覚としては海外でも充分に受ける作品だと思うのだが、デザインレベルで日本にローカライズされているので海外版を作ろうと思うと全データを差し替えねばならず、実現は難しかろうな。惜しい。実に惜しい。


どうやらここ暫く塊魂について語ってきたのが功を奏した模様(いや別に私が買わせたというわけではなくて、色々な人がそれぞれに魅力を語った結果なのだが)。
こうして徐々に塊感染症が広がってゆく。そのうち人類は一塊に。
ところで、私はグレッグ・ベアよりも諸星大二郎を思い起こしました。衛星イオから広がる融合。子供の頃はこれを読んで眠れなくなったものです。布団とくっつく気がして。