NASAの火星探査機:地球から無線でプログラムをアップデート

記事の要旨よりも探査機にPowerPC系列のCPUを使っているというのが気になる。RISCの低消費電力を買ったということだろうか。


別記事によれば、これに使用されたRAD6000は2.5、5、10、20MHzの4つのClockモードを持ち、メモリは128MB、OSやアプリケーションは6MBのEEPROMに記憶されている。20MHzモードでの消費電力は10W。RS/6000は、本来166MHzで動作するシステムとのことで、低消費電力のCPUをさらに低クロックで動作させることで消費電力を抑えた-----のかと思ったら、それほど低い消費ともいえないようである。例えば組み込み用MMX Pentiumの166MHzは4.5w、また同じPowerPC系列の603eは166MHzで3w。妙にパフォーマンスが悪いように思えるのだが......