ドット絵勇者の放置系ダンジョンハック「ポケットキングダム」

唐突にポケットキングダムを始めた。

2014年4月サービスインなので、かなり今更感がある。

一言で表せば「放置RPG系の管理ゲーム」だろうか。
王国に宿を建て、勇者を招く。
勇者にパーティを組ませ地下ダンジョンへと送り込むと、火力に応じた速度(数分〜数時間)で魔物を撃破し金(またはアイテム)が入手できる。
その金で新たなダンジョンをアンロックし、また新たな宿を建て、次々とパーティを送り出しては金を稼ぐ……というのが基本的な流れ。
ダンジョン戦は全自動で行われ、戻ってくるまでの間プレイヤーが関与できることはほとんどない。せいぜい、時々表示される剣アイコンのタップ(数秒間だけ火力が上がる)程度だ。

ただ、ゲーム全体としては他に何もできないというわけではない。
王国には頻繁に勇者が訪れる(およそ15秒に一人ぐらいの頻度で)。これをタップすると希望の宿番号が示され、空きがあれば入居する(なければ酒場に留まる)。
勇者には3タイプの職業と5タイプの適性、それに「運命のダンジョン」が設定されている。
職業は戦士、魔術師、僧侶の3つ。パーティを編成するとき、1タイプの職業だとクリティカル率5%、2タイプだと10%、3タイプを揃えると20%になるので、同じ能力なら3職揃えた方が火力が上がる。
適性は火水木闇光の5タイプで、これはダンジョン名の色に対応する。赤(火属性)のダンジョンに潜る時は火のパラメータが勇者の攻撃力になるので、色を合わせて送り込みたい。
なおレアリティ(白枠=ノーマル、緑枠=レア、黄枠=超レア)に応じ最大値が決まっている:白=9、緑=10、黄=12なので、7〜9ぐらいあるとかなり使える方に入る。
運命のダンジョンは稼ぎに影響する。パーティメンバー3人のうち、運命のダンジョンと合致している人数が1人なら1.3倍、2人なら1.6倍、3人なら2倍の収入になるので、同じ時間でも稼げる量が違ってくる。
つまり、効率良くダンジョンを「採掘」するには「ダンジョンの色に応じたパラメータの高いメンバーを」「3職取り揃えて」「運命のダンジョンに一致させて」パーティを編成する必要があるわけだが、そのためには多数の勇者を招いて一致率を高め、より良いパーティ編成が可能な余裕を持つ必要がある……という、このあたりがマネジメント。

ところでダンジョンアタックの他にもうひとつ、ストーリーバトルモードが用意されている。城門の外にあるなんか光ってる円形のがそれで、こちらはちょっとMMORPGっぽい放置バトルになっている。
総コストの制約下で戦士、魔術師、僧侶を集めてパーティを編成し戦闘するのだが、このときはダンジョンアタックのパラメータとは別のストーリーバトル用パラメータを使用、戦士は火力こそ低いが高い防御とHPを持ち敵の攻撃を引き受ける「タンク」、魔術師はその後ろから高火力の攻撃呪文を投射する「アタッカー」、僧侶は戦士を回復し戦線を維持する「ヒーラー」として役割を分担する。
こちらの戦闘も基本的には放置だが、クリティカルヒットの時にコインや宝箱、スキル玉が飛び出すのでこれをタップして集めるのと、集まった玉に応じてチャージされたスキルアイコンをタップして発動する操作が生じるし、ダンジョン採掘と違って時間も短かいので放置ゲーという感じはない。

箱庭ゲームとしては「宿を増やす」以外の要素がないのでやや単調、ダンジョンは基本放置で戻った分を再送出するだけ。ストーリーバトルがいちばん「ゲームしてる」感あるけど、すぐアイテム容量が一杯になって身動き取れなくなる(のでどんどん勇者たちに装備させてしまうのが良さそうだ)。
フレンドはストーリーバトルで+1人分の戦力に、封印されたアイテムの開封や宿のベッド増設にと色々役立ってくれるが、一度助けてもらうと3〜20時間ほどロックされるので多数のフレンドが必須になる。一方、わりと頻繁にスタミナ回復送ってもらうんだけど使い切れるほどストーリーバトルに行かないので溜まる一方で、この辺ちょっと構造的にバランス悪い感じはある。
ただまあ、ドット絵キャラがちまちま可愛いので(アニメーションは変形ベースでドット絵差し替えではないけど)眺めてるだけで結構楽しい。

ところでそんなポケキンは現在「まどか☆マギカ」とコラボしているようだ。

ログインするだけでまどか入手、リツイート数に応じほむら+装備入手クーポン公開、有料ガチャで超レア4以上確定とかなり豪勢な感じであり、クーポンのほむら+武器変更でわりと低コストながら超絶火力のキャラが確実に入手できてしまうのでストーリーモードが滞りなく進みすぎて良いのか悪いのか。
ついでに招待コードを使うと有料ガチャその他用消費財「ダイヤ」(いわゆる魔法石である)が100受け取れるそうなので是非789-548-314を使われたい。私も助かるし。