パーティーというもの

友人の結婚報告パーティに参加する。こういうのは初めてで、多分最後だ。
渋谷の、ウェディングを前提としたようなレストランにて、参加人数は30名ほど。うち私の知り合いは(新郎含めて)3人だけ。


時間丁度に到着したら、私が最初の客だった。席に着いて、すぐ夫婦と記念写真を。そういうものなのか。
人が集まるまで、ソフトドリンクを飲みながら待つ。この日は猛暑で、事前に対策を施してなお汗だくになるほどだったので、冷たい飲み物は有り難い。
挨拶の後、スパークリング・ワインで乾杯。ずいぶん細いグラスで、口を付けると反対側の縁が鼻に当たる。
彼らは海外でプライヴェートに挙式したそうで、その様子が流される。3:4で撮影された映像が16:9で放映されたり、スクリーンが私の背側にしかない、係が操作に失敗しているらしく予定した順序で映像が流されないなど、この方面では不手際が目立つ。
まずはスプーン1杯の前菜。蟹の上に海胆、その上にイクラ
次に毬鮨。赤身、鰤、穴子が1インチほどの球形にまとめられている。
霜降り和牛を軽く炙ったところにルッコラとトリュフ。下には茸を細かく潰したソースが。
スープは温野菜に別に作ったものを合わせる。ちょっと酸味が強め。
鯛と蟹に青海苔ソース。量はそれほど多くないが、これはこれでメインディッシュか。
ここで口直しに軽くデザートが。スプーン1杯分のシャーベットに細かく刻んだ柑橘。
魚の次は肉、牛ステーキとフォアグラ。
最後にデザート盛り合わせ。フランボアーズのムース、ベイクドチーズケーキ、フルーツ。
夫婦の席はなく、食事中に各テーブルを周って親交を温める。
デザートの後、オープンテラスへ出て記念写真。
また、食事中にノートが回されてきて、招待客からの祝福メッセージを要求されるのだが、非コミュには荷の重い話だ。そういうのは予め知っていれば、原稿の代筆を依頼したのに。


ああそうだ、ええと、お倖せに。