デジタル名刺サーヴィス(案)

会社というのは結構頻繁に組織改正するもので、その度に部署名が変わったり異動したりと激しく動きが発生する。
一般に取引先との連絡手段として名刺が好んで用いられるが、これは単なる印刷紙片なので情報を更新することができない。まあ本来ならば組織変更があった場合には再度挨拶に行って、必要なら新しい連絡先なり後任者なりの紹介を行なうのが筋なのだろうが、実際には刷新されないままの名刺が蓄積されてしまうのはよくあることだ。
ならば最初から、更新される情報を名刺代わりに使えば良いのではないかと思った。
名刺交換の代わりに、あるいは名刺に印刷したURLやQRコードで、デジタル名刺のURLを渡す。そこへアクセスすれば、いつでも必要情報が引き出せる仕組み。URLと名刺登録情報の間に関連性はなく、単にデータベース側で紐付けられているだけだから、類推による非紹介名刺情報の閲覧可能性は低い。
何らかの変更が生じた場合、デジタル名刺への登録情報だけを更新すればいい。閲覧側もユーザ登録しておけば、閲覧した名刺情報が自動ストックされ、いつでも検索できるし名刺情報の更新時にもお知らせメールが届く。逆に、(閲覧側がデジタル名刺ユーザなら)自動的に相手側にも情報が登録されるのが望ましいだろう。
ビジネスモデルとしては広告掲載、または会社単位での契約(人事異動情報一括更新サーヴィス)あたりか。展開としてはSNS的なモデルも考えられるが、コミュ作ったり日記書いたりする必要性は低そうなのでショートメッセージあたりで。
あと紙名刺印刷・宅配サービスとか組み合わせてもいいかも。


そういうサーヴィスがないわけではないらしい。ただ、ビジネスで使えるようなものは見当らなかった。