タブブラウザのメモリ節約効果

「自宅のPCでブラウザウィンドウを沢山開くとすぐ動作が重くなる」と言っている人がいたので「タブブラウザにしたら軽くなりますよ」とアドヴァイスしたのだが、実際にどの程度軽くなるものか不明だったので実験してみた。
まずWinIE6で404画面を開き、このウィンドウを20ばかり複製。タスクマネージャのプロセス管理でメモリ使用量を見ると24MBばかり使用している。
次にOperaとFireFox1.0で同様のことをする。こちらは20MB/22MBだった。
Operaは初回起動時既に15MBばかり喰っているのだが、その後のタブ増加では大して重くならない。それに対しWinIEは初回12MB程度と比較的軽いが、その後ウィンドウ数増加に伴うメモリ消費量の増加量が大きいようだ。
FireFoxは初回起動こそ20M弱と重いが、増加量はもっとも小さい。
単純に考えて、IEのメモリ消費量は12+0.6n、Operaのメモリ消費量は15+0.25n、FireFoxは20+0.1n(nはウィンドウ数)程度ということになる。
無論これは単純な実験からの乱暴な類推に過ぎず、ページの構造による違いなどは全く考慮していないが、何かの参考にはなろう。