増設を拒む力

グラフィック関係の処理をお願いしていた人のPC、やけに処理がもたつくと思ったらメモリが256MBしか入っていなかった。以前使っていた旧いPCの増設分を移植する話になっていたから、てっきりそうしてあると思っていたのだが。
使われていなかったメモリを増設しようと蓋を開けにかかったが、どうやら螺子止めされているようだ。画面一体型の機種なので背面から開けられるようになっているものと思ったが、この機種はどうやら本体のカヴァーを全部開けなければならない設計らしい。残念ながら手元にあるドライヴァーでは短すぎて深い穴の底に届かないので、有楽町まで工具の買い出しに出る。


さて、戻って増設作業にかかったが、これがなかなか難しい。樹脂製の筐体カヴァーを開けたところは一面鉄製防磁シールドで、これは3箇所の螺子を外すとスライドすると書いてあるが、どうみても外れそうにない雰囲気。あちこちを押し引きしてみるがどうやっても動かない。20〜30分ほどそうして苦戦するうちにするりとスライドしたパーツは思ったより広範囲がひとつに纏まっていて、これはなかなか気付かないと納得。アクセシビリティ向上の為にセパレートの境界部分にマーキングするなどの策を講じるべきだと思った。


で、やっとのことでメモリスロットに到達したが、挿そうとしてもメモリが挿せない。切り込み位置が違うのだ。良く良く見れば、この機種の対応メモリはSDRAM、しかして手元にあったのはSODIMMであった。いや失敗失敗、ていうか最初に調べるべきだった。


というわけで現在稟議書作成中。