どんな音楽でも選り好みせず聞く人と、酷くこだわって狭い範囲の音楽を選ぶ人のどちらが音楽好きといえるか、という文を読んだことがあった。
食事が好きな人はなんでもよく食べる。食通は質を厳しく選定するが食材や料理法については寛容である。
読書についてはどうか。私は一端の読書家を自認し多く本を読むし、質について厳しく追及するが、受け入れるジャンルを非常に限定しておりそれ以外の本を殆ど手にしない。これは果たして本が好きと言えるのだろうか。
等ということを考えても詮無いことで、偏読を改める気など毛頭ないのだが。
