「世界に1本の木」自家受粉で繁殖に成功 英の植物園

動物と違い挿し木でも増やせるが、それらは遺伝的には全く同一で多様性がないうえ、もとの木がかかっていたウイルス病も引き継いでしまう。いったん種になれば、感染から抜け出せることも多い。自家受粉できない植物は、雌しべの先端にそれを阻む物質がある。そこで、この花の雌しべの先をいろいろな長さで切除し、切断面に花粉を付ける実験を繰り返した。
自家受粉ではやっぱり遺伝的に同一なのではないか、と。それとも予期せぬ組換えが起こって多様性が生まれるのだろうか。何れにせよ同一情報からのコピーでは広がりに限界がありそうな。