「叩き台」の作業量

簡単なWebページの制作を請け負って、その「叩き台」を来週1週間で行なう話になったのだが、これにかけるべき作業量を巡って営業サイドと意見が対立した。
私は(あくまで正式受注前のラフなので)トップページのデザイン案+主要ページの大まかなイメージを作り、コンテンツ代わりに現在受け取った資料からテキストと画像を流し込む程度のもので考えていたのだが、営業側は「先方が見てGo/NoGoの判断を下せるところまで」と主張する。
特に内容説明のための写真/図版について、私はそれをコンテンツの一部と捉えたのでWebから拾ってきたらしい仮画像をはめ込んでおいて、後から任意に変更すれば良しと考えていたのだが、営業としてはそれでは総合的に判断できないので本番で使用するものを用意しろという。完全に取り方が違うようだ。
そりゃ営業としては完成形を見て買うかどうか判断できれば楽だろうが、制作にしてみれば全部作ってから没というリスクを抱えるわけで、あまり歓迎できない。特にそういう形で没になった経験が多いので、どうしても出し惜しみする傾向がある。


ところで私はきちんとデザイン業務を行っている会社に所属したことがないので他人の仕事についてとんと無知であるのだが、こういう場合どの程度まで作り込んでおくものなのだろうか?その場で納品できるほど、とは言わずともイメージが寸分違わぬ所までやっておくべきなのか?それとも想像の余地を大きく取っておくのか?

Microsoftから新型iPod発表

と言われても半数ぐらいは納得しそうなデザインで「Zune」が発表された。角のとれたつるりとした形状に二重円の操作キー。どう見ても3G〜4G iPodへの追従だが、左右に「戻る」「PLAY/STOP」キーを配置してある辺りは製造元である東芝の初代GIGABEATを彷彿とさせる。


インサイダーにより操作しているところの動画も公開されているが、これを見る限りでは画面下/横のホイールらしきものを回しているかどうかは不明だ。わざとその辺りを写さないようにしているのかも知れないが、あの操作系は確かAppleが特許を持っているはずだから、多分(円形で方向表示もないデザインではあるが)十字キーのような構造なのではないかと予想される。


無線LAN内蔵でデータのレンタル(3日間/3回の再生回数制限あり)可能という点はちょっと面白い。尤も、母艦を必要とする携帯プレイヤー自体でデータ交換の必要があるのかどうかは多少疑問の余地があるが(必要なら母艦経由でいくらでもやりとりの方法はあろう)。帰ってから、ではなくその場でやりとりができるメリットは理解できる。が、有意に働くためにはまずシェアが必要という厳しい現実。


既に無線LAN内蔵で曲の交換、購入可能なプレイヤーは存在したらしい。そうするとzuneの存在価値ってどこにあるんだ。