Appleの推進するワイアレス世界

AirPortにより世界に先駆けて「繋ぐだけでワイアレス」を実現し、今やすべてのMacWi-Fiアンテナを内蔵し、iPod touchにまで搭載してみせたAppleは確実に「どこでもワイアレスで繋がる世界」を推進している。実際、物理的に縛られない世界というのは本当に開放的だ。
今期は有線ネットワークポートのない「Air」とベースステーション兼ワイアレスLANストレージを投入して来たが、こうして見ると実はiPod Touchというのも、実は「iPhoneの廉価版」ではなく逆に「Appleにとっての本命」なのではないかという気がしてくる。
実際、まだまだ無線LANが普及したとは言えない現状でこそ3G携帯通信機能を内蔵したiPhoneには意味があるが、街中どこでもHotSpotがあるならPhone部分は不要なのだ。つまり、まず「世間に受け入れられるもの」としてiPhoneを出しておいて、次いで「iPhoneが使えない人のために」iPod touchを投入、頃合いを見計らってiPod touchの方に統合してゆく……というのは穿ち過ぎか。
次にAppleが出すべきものがあるとすれば「局所的Wi-Fi通信機能」かも知れない。OLPCのXOがやって見せたような、ベースステーションもサーバも必要としない一時的ネットワークの自動形成。MaciPodがあれば何でもできるような。


……なんか知らんがdisられた。しかもどこがdisられたのか判らん。