カルドセプト攻略ガイド

たった10面しかないカルドセプトのストーリーモード対戦マップは云わばチュートリアルのようなものであり、智恵の廻らぬAIとの対戦であるから然程苦戦もせぬ筈だが、とは言え初体験ですんなり突破できるほど甘いものでもない。
負けたら負けたで前のマップへ戻るなり何度も当たるなりしてカードを集めブックを調整して挑めば良い話ではあるものの、負け続けというのも面白くあるまい。
そこで各マップ攻略の手引きを少々。

城塞都市ロカ

狭いマップであるので、あっという間に領地がクリーチャで埋め尽くされてしまう。色が合わなくても気にせず召喚して、後々領地コマンドを使ってクリーチャ交換で色合わせをするのが良かろう。ただ初期選択の2色しか入っていないから殘り2色は無視しても構わない。
重要なのは

  1. 同じ色を複数確保すること
    • 連領しないと総魔力が上がらない
  2. 色を合わせてレベルを上げること
    • 色の合う領地のレベル×10がHPに加算されるので防御し易くなる
  3. 相手のアイテムを常に認識しておくこと
    • クリーチャの性能と手札から最大値を想定して作戦を立てる

こと。確かこの時点でゼネスは+30武具程度しか持ち合わせない筈なので予想はそれほど難しくない。ただ非常に攻撃的な性格で、勝算ありと見れば常に侵略してくるので、備えを怠らぬこと。


ほぼ純粋にプレイングの勝負なので、負けた時は無闇にブック編集せず敗因を分析して再チャレンジ。
負けの原因は概ね次のようになるだろう。

  1. 相手の持つアイテムの効果がわからない
  2. 不必要に戦闘を挑んでコストが嵩む
  3. 土地を確保できない

アイテム効果は覚えるしかない。この時点でゼネスが使ってくるのは、

  1. 茶色い鎧ならHP+20、白い鎧ならHP+30
  2. 棒ならST+20、剣ならST+30

土地の防御効果と隣接クリーチャからの支援を忘れないこと。見れば書いてあるけど。
不必要な戦闘については、基本的に「自分のブックと違う色は取らない」「でも3Lv以上は取れるなら取る」ぐらいの指針で。連領を作ることを目指して、色々取るより集中して取りたい。
土地の確保は半分運。自分の領地や特殊地形にばかり止まってしまうと置きたくても置けないし、敵が先に取ってしまって倒せないときもどうしようもない。ホーリーワード1や6を使うことで空き地に止まれるなら、積極的に利用するといい。

貿易都市スネフ

左右でエリアの分かれたマップ。右リングと左リングは互いに連領にならないので注意。
セバスのブックは援護主体。攻撃にも防御にもクリーチャの数値を流用できるのでなかなか強力。ただ防御主体で攻められることはほとんどないので、こちらも領地のレベル上げに専念するが吉。
連領を作られると価値が上がって通行料も高くなるし、回避も難しくなってくる。その前にどうやって撃破するか、あるいは拠点を踏ませて領地を放棄させるかが鍵。
援護ブックの特性上コストが高いので、手持ちの魔力が少ない時を狙って戦闘を仕掛ける手もある。
注意すべきアイテムはバックラー。基本STが30以下のクリーチャからの攻撃を無効化するので、積極的にシャッターで破壊しておくこと。

ブック編集指針

この時点ではまだほとんどカードが増えていないと思われるので編集の必要はないかも知れないが、もし余裕があれば水/地対策をしておくと多少戦い易い。
またセバスはほとんど人族のカードしか使わないので、人無効のシーモンクやセイレーン、人強打のホブゴブリンやマンイーターなどが入手できているなら組み込んでおくといいかも。

幽玄山脈カリン

十字型マップ。4箇所のエリアを往復するので見た目より長い。
城から離れた場所ほど価値が高くなっているので、できれば奥の方を占領したい。
コーテツは超侵略派でブックもSTの高いクリーチャと武具で構成されている。特に強打アイテムには注意。
また手持ち魔力を1箇所に集中して高額拠点を作る傾向が強く、踏んでしまうと流血を免れない。魔力不足の際は、高額領地の維持より連領の保持を優先して売却地を決定すること。例えば1-1-3の3連領があるなら、1×2を手放して3のみにするよりは3を売って1-1を残し、余った魔力でまた3を作るようにした方がいい。

ブック編集指針

コーテツは火/風系なので、それへの備えを。+30強打アイテムを多用するので最大90〜105程度を覚悟すること。先制で対応するのも手だが、相手も先制で攻めてくることがあるので注意。
とにかく高額領地が出現し易い上に往復2回の危険があるマップなので、HW系やヘイスト、フライなどで巧く回避したい。あるいはいっそスロウやHW1あたりで自分の高額領地に止まらせるのも手だが。
またサイレンスがあるなら、自分の高額領地手前でかけておくと踏んだ時にクリーチャを呼べないので侵略され難く(移動侵略は不可能でないので注意)安全に通行料だけ取れる。

死の砂漠ゴザ

ここが最初の難関になるだろう。初の3人対戦である。
途中に分かれ道のある、やや広目のマップ。気軽に召喚していると途中で魔力が尽きてアイテムも使えない無防備な状態になりがちなので残魔力を意識してプレイすること。
ゼネスもヴァイデンも攻撃的で、1点集中で拠点を構築する傾向が強い。1本道エリアに拠点を集中すると通行料奪取の可能性が高まる。
勝てないようであれば、対風・対火対策カードを入れて調整すると比較的楽になるだろう。シャッターは主にゼネスの強力な武具を狙って。

ブック編集指針

ヴァイデンはゴーストとスペクターを、ゼネスはリリスを使ってくるのでクレリックホーリーシンボルがあると楽に戦える。ただし先制には注意。

極寒の地ケルダー

極端に土地属性の偏ったマップ。明らかに水有利な構成なので、何らかの対策を。自身が水系でなければ、いっそ対水全体スペルを入れるのもアリだろう。
初の護符ありマップになる。護符は土地の価値上昇効果を更に高め総魔力を押し上げる効果と、他人のレベルアップにより自分も魔力を得る効果がある。価値の低いうちにまとめて買ってからレベルアップすると大きな追加魔力が期待できる。

ブック編集指針

水偏重マップなので水系で組むか、対水仕様に。また城ボーナスが少なく大きな投資が難しい。
3箇所のリングをぐるぐる回る長いマップになるので、可能であればパーミッションなど周回を省略する手段を講じたい。

豊穣の地タリオ

長大なリング状マップ。周回までの長さから魔力マネジメントが重要になってくる。
加速系スペルの重要性が高いが、周回数利用を前提とするカードは効果が薄い。
オライリーは地風系ブックなので対策を講じると楽だろう。ゼネスは例によって多色の侵略系ブック。この好戦的なキャラをどう裁くかが全体の肝となる。
相手の育てた領地を奪う方針なら即死能力を、拠点を作って踏ませて勝つつもりなら無効防具を重視。

ブック編集指針

地属性対策に加え植物対策が有効。G・クローラーで即死させればウッドフォークも怖くない。
逃げようのないマップ故、敵領地を飛び越すためにも自高額領地を踏ませるためにもHW系が極めて有効。
また長大なマップを素早く周回するためにヘイストもあるだけ組み込みたい。

帰らずの森ビスティー

名に反して、森有利というほど偏った感じはない。このマップの特徴は網目状の構造にある。
ほぼ全域が複数ルートで構成されており回避容易な性質上、比較的侵略が発生し難い。むしろ自陣を素早く連領させ価値上昇させてゆくことが肝要。
とは言えゼネスの参戦により防御を疎かにするわけにも行かない。ゼネスは先制を多用、また+40程度の強力な武具を有しているため高レベル領地であっても防御は困難。まずはHPの高い拠点向き重クリーチャや硬い防具の蒐集を。

ブック編集指針

低コスト高HPクリーチャを中心に散布し連領形成と拠点防衛に力を入れる。ヘイストよりスロウ、HW6よりHW1の方が効果的かも知れない。
西エリアは最短ルートが地属で占められており、他2エリアでも必ず踏む場所が地になっているので、全体に地中心だと有利、風は一番不利に。
地変スペルを使って連領合わせ/敵連領落としに利用するのも有効。ただし4Lv以上には使えないことに注意。

灼熱地獄ギルマン

初の転送円付きマップ。転送先には城も砦もなく、下手をすると長時間戻れずにかなり出遅れるので注意。
転送円内が火に偏る他は均等なマップ。左右エリアともに領地が少なく連領し難い。

ブック編集指針

転送円は下手をすると10ターン以上手が遅れることもある重大トラップ。対策として城へ戻るリコール、いっそ他プレイヤーも引き込んでしまうアポーツなどが有効か。
ホロビッツのブックは火単なのでファイアドレイクの性能が凄まじい。またゼネス・ホロビッツともにガスクラウドやウィルオウィスプ、ピラーフレイム、アイスウォール、リリスとかなり不死族が多いのでホーリーシンボル、クレリックが有効。

廃都ナバト

転送円を持つマップだが、途中に引き込み線があるので回避し易いのがポイント。
正直これ以降は攻略云々もあるまい。今までやってきたことがすべて。

暗黒の奈落

4箇所を巡る長いマップ。
バルテアスはやたら破壊的な魔法を多用するので注意。シャッター他手札破壊で対策を。