街コロ(iOS)攻略法

iOSソーシャルゲームアプリ「街コロ」がそれなりに広まっているようだ。
このゲーム、他のソーシャルゲームとは少々勝手が違う。まあやっていくうちに大体わかるとは思うが、勘所をお伝えしておこう。

街クリ編

人口=レベル

街にはレベルがあり、レベルアップするとゲージが全快したり最大値がちょっと増えたりする。それ自体はよくある仕組みだが、レベルはプレイによって貯まる経験値などの形を取らない。代わりに「人口」がそれを担う。
当たり前だが人口は居住可能人数以上には増えない。黄色の住居系施設の設置と投資によって居住数の上限を上げて人口増加を目指そう。
当初、住居はチュートリアルで貰えるマンション・アパート以外さっぱりドロップがなかったのだが、現在は桜イベントフロアから一軒家、アパート、桜の武家屋敷などがドロップするので増やし易くなった。またログイン14日目にはペットマンションも貰える。
ただ、無闇に家ばかり増やしても、街に魅力がなければ人口は増えないことに注意。

街の人気

「人気」が高い街には人が集まり易い。人気は紫の公共系によって大きく上がるので、発展のためには公共施設の充実が欠かせない。
また、青系の「住みやすさ」緑系の「仕事」赤系の「遊び」のバランスが取れていると「しあわせ」が高まり、人口もコロパワも増える。

コロパワ

コロパワは街コロバトルに於いて重要な意味を持つ。具体的に言えば、バトルで所有している施設の目が出た時の収入額が、+1ごとにコロパワの1/10となっているので、単純にコロパワを上げてしまえば一度に多額の資金を得ることができ勝ち易くなる。
コロパワは街の建物全体の合計値の1/10。なるべくコロパワの大きな建物に、なるべくたくさん投資しよう。

投資

投資はまあよくある「手持ちのユニット同士を合成してレベルアップ」の仕組みだが、ちょっと変わっているのは大成功の処理。他と違って確率的な処理ではなく、「投資対象と同じ色の設計書5枚で必ず大成功」になっているので、なるべく揃えてから投資したい。
なお設計書の色はステージごとに決まっていて、フロア内の各ステージにマークが表示されている(必ずしもその色だけが出るわけではないが)。

バトル編

街コロバトルは大雑把に言えば「ダイス振って出た目が所有する施設と一致するとコロパワに応じて収入」「収入を使って施設を1つ購入」「大事業を全部買ったら勝利」「施設にはそれぞれ維持費があり、一定ターン数ごとの決算で所持金から維持費が引かれる」「いずれかの時点で所持金がマイナスになったら破産敗北」という仕組みである。
誰の番でも収入が得られる(代わりに額は少な目な)青の一次生産系、自分の番にしか収入が得られない(代わりに額の大目な)緑の二次生産系、相手が目を出した時に奪って収入とする赤の販売系、それに扱いの特殊な紫の公共系があり、それらを買って収入を確保しつつ高額な「大事業」のコンプリートを目指す。

基本戦術

街コロは表現上サイコロを用いている(これは元となったボードゲームがサイコロを使っていたことに由来する)が、実際のサイコロとは挙動がかなり異なる。具体的には「場にない目は出ない」。つまり、ゲーム開始時には通常1(青)の麦畑と2〜3(緑)のベーカリーしかないが、この状態ではサイコロの目は1〜3および6(特殊目)に限定され、4〜5は絶対に出ない。また他人が緑を買っても、振る人が買っていなければやはりその目は出ないようだ。青や赤が買われている場合は他人もその目を出すようになる。

これを考慮して戦術を考える:まず、対戦相手の動きを把握しよう。相手が何の目を重点的に買うのかによってこちらの動きも異なる。
1の麦畑を重ねて買うタイプは、その後11〜12の青果市場を買って駅でサイコロ2個振りにシフトし、一挙に高収入を狙う。2の牧場ならチーズ工場を、5の山林なら家具工場を。
これらへの対処は簡単で、「同じことをする」である。青系はどちらが目を出しても収入になるので、こちらも負けじと買ってゆけば同程度の収入が確保できる。敵AIは大事業の購入に積極的でないため、同レベルの収益が上げられれば事業で先を越されずに済む。
2〜3のベーカリーを買うタイプは2の牧場と3のカフェを交互に買うことで確実に収益を得よう。こちらは自分の番にも相手の番にも1〜3のすべてが収入になるが、相手はこちらの2と3では収入を得られず、自分の振った3は収益を吸い取られてしまう。
4のコンビニ狙いは厄介だ。相手の4の目で収入を得る方法はない上に、収入が+3と高額なため一気に資金を確保されてしまう。唯一の対処法は「自分も同じだけ買う」こと。上限枚数があるため、相手の収益最大化を阻止しつつ自分も同程度の収益力を確保できる。
3のカフェを買うタイプへは、まず4と5を買って出目を散らしてしまおう。その上でベーカリーを重ね買いすることで3での減収を防ぐか、もしくは4や5の重ね買いで高額収入を確保する。

駅からのサイコロ2個シフトについても考慮する必要がある:7のチーズ工場や8の家具工場、9の鉱山の爆発力は凄まじい。とりわけ7以上での競合が少なく目が出易い場合、毎ターンのように超高額の収益が続いて連続的に大事業を買われてしまうことがある。ひとつの対処方法は9〜10のファミレスによる収益削りだが、なにしろ鉱山が+5であるのに対しファミレスは+2しかないので、これで鉱山の勢いを止めようとするのはなかなか難しい。
止められないなら乗ってしまおう。相手が鉱山ならこちらも鉱山。相手が工場ならこちらも工場。同じ額が確保できれば負けはない。
「同じ手で」「一歩先を行く」のが街コロの常勝戦術であると言える。

コロパワ勝負

……で、まあここまでの「戦術」をすべて吹っ飛ばす身も蓋もない話をすると、街コロバトルの勝ち方は「コロパワがすべて」である。
コロパワが100だと、+1あたり10の収入であるものが、コロパワ500になれば50の、1000なら100の収入に変わる。同じことをやっていてもリターンが違う。極端な話、圧倒的なコロパワを以て挑む場合、毎ターン1事業を購入して僅か数ターンでゲームを終えることすら可能だ。
とはいえコロパワを上げるために必要なのは素材とする設計書と投資のためのゴールドであり、それを得るためにはひたすらバトルで勝つ(か、コロパワの大きなレアを引くために課金する)しかないわけで……

ドロップ効率を高める

設計書は「相手を破産させた」時と「大事業を購入した」時、そして「バトルに勝利した」時に一定確率でドロップするので、効率良く稼ぐには「赤系を重点買いで破産を狙いつつ事業もなるべく買う」に尽きる。事業数を勝利目前まで買いつつ全員を破産させるか、あるいは最後の一人が残るまで破産させつつ事業をすべて買うことで一気に設計書を得よう。

招待IDの話

ところで、実はここまでの記事はすべて招待IDの話をするための餌だったりする。
街コロでは招待IDを「一人1回入力できる」「自分が入力した分で1回、他人に入力してもらう度に1回カウント」「1回、4回、10回でボーナス」という制度が用意されている。幸いにして開始の早かった私のIDは皆さんに入力頂いたようで10回目の特典を得ることができたのだが、娘たちの分は(他にiPhoneを自由に使える友達もいないので)一向に増える気配がない。
もし今から始めようとか、まだ招待ID入力してないよという方は是非、彼女らのIDを使ってあげて欲しい。

次女:42833243
長女:79897874

なお入力は画面左上「街コロNews」から「招待キャンペーン」のページで入力できる。特典もそちらで確認可能。

追記1

娘たちの招待枠は無事に10人埋まり、うさぎ園どころかニャンニャンランドまで入手できました。ご協力ありがとうございます。

追記2

どうも最近「街コロ 攻略」でこの記事ばかり出てしまうので、昔書いた「ボードゲーム版の方の攻略記事」にもリンクしておきます。
街コロを買ってきた - San Juan開拓史:DocSeriの手記 - サンファン部