iPhoneで地球防衛

位置情報を使った協力/競争型ゲーム「エイリアン・スイーパー」を始めた。
http://www.alientaskforce.org
ごく単純なゲームではある。日本各地にエイリアンの卵が降る。これを皆で攻撃し、侵略を排除してゆくことが目的だ。
できる行動は基本的にたった2種類、半径1km程度の範囲に対しゲージ7割を消費して大ダメージの接近攻撃を行なうか、2割の消費でダメージの小さい遠距離攻撃を行なうか。いずれにせよ行動はゲージ消費を伴い、時間回復を待つしかない。
ダメージに応じて経験値が加算されランクが上がる。また貢献度が加算され、これを消費して対エイリアン端末を買い替え可能。ダメージ向上型や範囲拡大型、またエイリアンの妨害など補助機能付きのものなどがリリースされている。


一人の攻撃力は高が知れているので、複数人で協力して倒すしかない。ある人が攻撃した敵には「連携」が発生し、一定時間内に他の人が攻撃を加えるとダメージが上がり、また経験値やポイントも増加する。従って皆で一緒に行動して次々に攻撃するのが最も効率良いやり方なのだが、それには周りに一緒にプレイする仲間を得なければならないわけで。
また連携は近接攻撃でしか発生しない。近接攻撃はダメージ比に優れ、範囲内を一挙に攻撃できる利点がある半面、エネルギーゲージを大きく消費するので連続で行動できず、またポジションがかなり制限される。流石にゲームのためだけに足を伸ばせるほど時間に余裕があるわけではないので、いきおい通勤時間に経路上に居合わせた敵を攻撃する程度に留まり、あまり効率が良くはない。
カメラ機能を利用しARでエイリアンの姿を「視認する」とロックオンマーカが付き、敵アイコンが「!」から「+」に変わる。この状態ではダメージボーナスが付くようなので、積極的に活用したい。なお死亡したエイリアンはアイコンマークが「○」になっている。


とりあえず、エイリアンの活動時間を短縮することを目的に「残りHPの少ないものから優先的に潰す」スタンスでプレイしてみている。成体になって繁殖される可能性は低くなると思うが、体力の多い奴は野放しになってしまうのが問題。
個体毎に防御力があるらしく、場合によってはほとんどダメージが通らないことがある。貯めたポイントで機種を変更し、防御力弱体化機能付きの機種を使うと効率が良い。エネルギー消費20%で通常の近接攻撃より広い範囲を巻き込めることもあってポイント獲得量も増える。


単純にゲームとして見ると、エネルギー消費が激しい割に回復が遅く、また攻撃範囲もかなり制限されておりもどかしいことこの上ない。が、そこを補う形でゲーム内通貨ポイントあるいは現金により「プラグイン」や新機種を購入できるようになっており、攻撃力や範囲の向上、あるいは一時的なエネルギーゲージの回復など「ここぞという所で叩き込みたい」欲求を巧みにくすぐり金を出させる構造になっている。なるほど、これはGREEの釣りゲーで数千円の釣竿を買う人の気分がちょっと解る。