スマートフォンに最適な三脚アダプター

何度か書いているけれど、iPhone(を始めとするスマートフォン)は最高のデジカメなので種々の撮影に効力を発揮するけれど、デジカメではない故に時々ちょっと困ることがある：例えば三脚を使いたい時。
三脚があれば手ぶれを防げるから、シャッタースピードが遅くなってしまう暗所撮影や動画撮影など手放しで回しておきたい状況では重宝する。普通のデジカメはコンパクトタイプでも必ず(トイデジ以外なら)三脚固定用のネジ穴が用意されているものだが、ケータイやスマートフォンはデジカメでないのでそれがない。
それを考慮して、ミニ三脚の中にはケータイを挟み込んで固定するクランプなどを備えたものがいくつかある。が、スマートフォンは携帯端末としてはやや大き目で、それらの対応サイズを越えてしまっていたりする。これでは三脚が使えない。
驚くべきことに、これだけ多数のiPhone対応アクセサリが巷に溢れているというのに、何故かiPhone用を謳う三脚というのはどこにもないのだ。
とは言え、使えるものがないというわけではない。過去にいくつか試した範囲で、最も出来の良かった商品を紹介しよう。

GREEN HOUSE カメラ付き携帯電話用8倍望遠レンズキット シルバー GH-ML8-S

Amazonの商品情報は酷く不親切で、肝心の情報がどこにも載っていない。これではまるで望遠レンズのようだし、実際商品の主体はこのレンズなのだが、私が紹介したいのは付属の三脚とそのアダプターの方なのだ。
仕方がないのでレビュー記事も併せて紹介しておこう。これはつまり、小型の望遠レンズと、それを携帯や外付けレンズの対応しないコンデジに取り付けるためのアダプタ、及び小型三脚のセットだ。
記事を見ると、レンズ保持ユニットがケータイ本体を上下から挟み込んでいるのがお判り戴けるだろうか。この部分はバネが仕込まれたスライド式になっており、上下方向に開いて薄い端末をガッチリとホールドする。端末に接触する部分は滑り止めでもあり緩衝材でもあるゴムに覆われており、端末本体に傷を付けることもなければ衝撃で容易に外れるようなこともない。
また保持ユニット下部には三脚固定用のネジ穴があり、付属の小型三脚だけでなくあらゆる三脚の雲台に固定可能になっている。
三脚と保持ユニットは連結した状態で長さ20cmかそこら、重量は60gぐらいと携帯性も高い。まあ正直なところ些かチャチな感も否めない作りではあるが、性能は全くもって充分と言える。
どういうわけか店によって価格にかなり差があるのだが、Amazonは最安の部類なので安心されたい。ちなみにクレーンゲームの景品に入っている例もあるらしく、私が使っているのは会社の同僚が「500円でふたつ取れた」と譲ってくれたものだったりするのだが。