僕のNERFを紹介します

NERF(ナーフ)というのは米国の子供向けエアガンだ。日本ではガスガンエアガンモデルガンから銀玉鉄砲水鉄砲に至るまで割と実銃デザイン指向だが、銃社会である米国の場合リアルだと凶行に間違われ撃たれかねないのでSF的な誇張デザインと原色のチープな色使いである。

ナーフ N-ストライク マーベリック

ナーフ N-ストライク マーベリック

ナーフ N-ストライク レイダー CS-35

ナーフ N-ストライク レイダー CS-35

ナーフ N-ストライク シークレット ストライク

ナーフ N-ストライク シークレット ストライク

ナーフ ダートタグ スタンダード2プレイセット

ナーフ ダートタグ スタンダード2プレイセット

ナーフ ダートタグ シールドセット グリーン

ナーフ ダートタグ シールドセット グリーン

ナーフ ダートタグ アルティメット2プレイセット

ナーフ ダートタグ アルティメット2プレイセット

ナーフ N-ストライク スナイパーショット CS-6

ナーフ N-ストライク スナイパーショット CS-6

ナーフ N-ストライク ナイトファインダー EX-3

ナーフ N-ストライク ナイトファインダー EX-3

ナーフ N-ストライク フラッシュブレイク CS-6

ナーフ N-ストライク フラッシュブレイク CS-6

ナーフ N-ストライク リーコン CS-6

ナーフ N-ストライク リーコン CS-6

ナーフ N-ストライク ファイヤーフライ/Firefly REV-8 GROW IN THE DARK

ナーフ N-ストライク ファイヤーフライ/Firefly REV-8 GROW IN THE DARK

Nerf N-Strike Longshot CS-6

Nerf N-Strike Longshot CS-6

ナーフ N-ストライク バルカン EBF-25/VULCAN

ナーフ N-ストライク バルカン EBF-25/VULCAN

ナーフ N-ストライク アルファトルーパー CS-18

ナーフ N-ストライク アルファトルーパー CS-18


構造はエアガンそのものだが、BB弾を射出するのではなく直径1cm長さ5cmほどのウレタンスポンジ製弾体を射出する。エアガンと違って威力は低く、空気抵抗も大きいため飛距離は弓なり弾道でも精々10mほど。サバゲーのように屋外で遊ぶより室内向き。弾が柔らかく当たっても痛くない(目の保護は必須だが)ので互いを的とするスポーツシューティングなどにも向く。また先端が中空ゴムの弾、吸盤の弾、ベルクロの弾と3種が用意されており、標的次第では命中箇所に弾が残るので採点も容易。
基本的にはエアガンなので発射の度にコッキングが必須で、BB弾のように小さくないのでグリップ内の弾倉など不可能で携行弾数は少なく、総じて連射には向かない。ただ日本未発売のものではポンプで圧搾空気をチャージしておいて連続発射するものや電動で連射するバルカンなども存在する。


そんなNERFだが、実は塗装すると見違えるという特徴を持っている。実銃を模していないデザインとはいえ銃らしく見えないものではなく、派手な色使いを改めるとこれがなかなか魅力的な小物になるのだ。弾のデカさもあってスケール感おかしい代物ではあるが、却ってゲームや漫画的な誇張感溢れる武器として見栄えがする。
一例を挙げよう。
仲間内ホビーブログ NERF マーベリックの塗装III (2挺目塗装)
これは黒+カーキで塗り分けただけのものだが、実にミリタリー調でカッコイイ。実は塗装だけでなくちょっとした改造も施されており、フォアグリップやサイトによって銃の実在感が増している。ベースが安いので改造も気軽だ。
Warhammer 40k Nerf Guns | Terminally Incoherent
こちらはロングショットとマーベリックのリペイント。特にロングショットは普通にSF映画に出てきそうな感じだ。


さて、これらの銃は単にペイント素材だけでなく外見カスタマイズ用としても重宝する。なにしろ安い上に現実感が希薄なので、非現実的な改造とは親和性が高いのだ。
例えばNerfapalooza | (un)Holy Dueg!ではチェーンソーの玩具とロングショットを融合させて「Gears of War」のランサー・アサルトライフルを自作している。
というわけで、ちょっとマーベリックをスティームパンク風にカスタマイズしてみた。



金属色を塗り分けたが汚したら区別付き難くなった(笑)。無意味にパーツが追加されている。安物の革トランクがジャストサイズだったので保存/持ち歩き用に使おうかと思う。
(因みに:左後方蒸気タンク+シリンダー根本ソケット部分は点鼻薬の空き容器。間のホースは模型用スプリングチューブ。トリガー前方タンクと100円ショップの化粧水容器+コーナー装飾金具、根本のコックは樹脂製スポイト切断物。拡がった銃口は100円ショップの漏斗を切断したもの。右側ダイアル状部分は店屋物の丼容器底面から切り出したもの(笑)、シリンダー基部及び銃身上面冷却管は100円ショップの工作用アルミ線。右側気圧計(まだ盤面作ってないけど)は100円ショップの化粧品ケース。概ね安物の流用でできてます。)


とまれ、撃ってよし塗ってよし弄ってよしと魅力的なオモチャなので大人は是非どうぞ。一人で弄るより皆で遊んだ方が楽しいので仲間募集。

みんなのSteampunk NERF

NERFの塗装例では元の造形を活かしたSF系が優勢だが、改造の実例としてはハンドガン「マーヴェリック」を中心にスティームパンク風が多い。SFだと光線銃っぽくするのはちょっと難しいという部分もあるし、スティームパンクだと適当に部品くっつけるだけでもそれらしく見えてくるという面もある。
ちょっと気になった作品を列挙する。


しかしこうやって見るとなぜか国産のスティームパンク改造例がないね。日本では受けが悪いんだろうか。