ボーダーブレイク:防衛戦術論 

以前から自覚はあったが防衛状況に弱い。重火力乗りなので榴弾とロケットで攻めには割合向くのだが、押され始めるとちょっと辛くなる。
その理由と、適正な立ち回り方というものを考えてみた。

プラントの防衛

採掘島BではB〜Dプラ辺りを中心に互いの奇襲戦が多くなるため、戦況が押し気味でも局地的に防衛戦が発生し易い。
攻撃側は主に榴弾などによる準備砲撃からカタパルトで直行、空中から手榴弾やロケットなどを打ち込みつつ着地し残敵を掃討、といった感じになるだろう。撃破までに2機以上道連れにし、すかさずリスポンし再度突撃を繰り返すことで攻撃を継続し敵に防衛体制の回復を許さない、所謂波状攻撃である。
対して防衛側は一箇所に留まらざるを得ない都合上、準備砲撃に被弾し易くなり、回復でブーストを減らしたところに攻撃を受け易くなり、更に持続戦闘で弾薬切れを生じ易い。このマップではB〜Dにリペアポッドがあるため防衛側の継戦能力が低下し難いものの、全般に防衛不利の傾向があるのは事実である。


このような状況下での防衛戦では、砲撃予想位置から離れておくこと、なおかつ侵攻する敵を確実に叩ける位置を確保すること、また回復と補充を意識して行動することが重要になってくる。
少なくとも自軍ベース側プラントに於いては、占拠状態は敵の手に渡りさえしていなければ中立でも問題はない。ならば、無理に占領を継続することよりも敵の出撃拠点としての役割を殺した後は素早くそこを離れ砲撃を避けることの方が重要かも知れない。ただしリペアポッド自軍占拠状況でしか使用できないし、前線が奪取されそうであるなど出撃拠点機能の回復が急務である場合には敢えて占領継続せざるを得ないこともある。


プラント維持防衛で最も活躍できる兵装は間違いなく支援だ。地雷散布による拠点へのルート封鎖、近接での絶大な制圧力、長時間の打撃に耐える回復力。榴弾直撃など致命的なヒットにさえ気を付ければ、援軍到着まで単機で充分に時間稼ぎできる。
次点は狙撃。この場合プラント円内に陣取るのではなく、すぐ側にセントリーガンを仕掛けつつ自身はプラント全域をカヴァできる範囲から狙撃することになると思われる。
強襲と重火力の場合は基本的に侵攻ルート前に陣取っての弾幕、及び接近する敵への剣/ロケット攻撃が中心だろう。

ベース防衛

ベースの場合はプラントとは状況がやや異なる。
プラント争奪戦では敵機の全排除と占拠が主要な行動目的だが、ベース攻撃では施設破壊とコア攻撃が主体になる。余程の密集状況でもない限りはベース守備部隊など無視してコアを直接叩いた方が効率良い。従って敵機の行動は

  1. ベース外から砲台/レーダー破壊
  2. 内部の敵に対して榴弾/手榴弾/ECMで麻痺
  3. 壁を突破してコアに攻撃

といった感じになる。
これに対し防衛は敵機の発見と早期撃破しか手段がない。侵入ルートはほぼベース入口か塀を越える踏み台からの2点、そこからの移動経路はベース裏側かの砲台破壊か入口近辺の障害物への隠遁、直線的にコアへの急速接近の3パターンぐらい。いずれにせよ障害物の多いエリアでの戦闘であるため的確な射撃と複数機での挟撃が欠かせない。
基本的には地雷による主要ルート封鎖と塀上からの迎撃が主体になるが、一気に飛び越えられると41手榴弾1個分ぐらいの被害は覚悟せねばならない。

逆襲

これが防衛戦に於ける最重要課題である。ただ守るだけでは駄目で、押し返さねばならない。
とりわけベース前プラントまで押し込まれてコアに波状攻撃を受ければ被害は甚大となる。敵機の波を食い止めつつもベース前プラントの奪還に戦力を割く必要がある。
局所的に見ればこれはベース防衛+プラント侵攻の形である。理想的には重火力がベース内で前プラントに砲撃しつつ攻める敵機の撃破、強襲がカタパルトで前プラントを奇襲殲滅して奪還といった流れだろうか。
防衛に手一杯で押し返しが難しい場合は機動力のある強襲機あたりが単機で敵陣深くのプラントを奇襲して逆突撃の体制を作る方法もある。これはこれで、敵前プラントの維持、敵コアへの突撃、自軍ベース防衛にバランス良く戦力を割かねばならないが、敵も必然的に防衛へ手を割かれ攻撃が手薄になるので、そこは単純に総力の差となる。ただ正直、押し込まれるほどに総力に差のある状況でこれはなかなか厳しいものがあるが。