BorderBreak入門編

現時点で最高のロボット戦闘ゲーム「ボーダーブレイク」が面白いのでみんなやるといいよ!という記事。

どんなゲーム?

ロボットを操り最大10vs10でオンライン対戦するアーケードゲーム。所謂スタンダード筐体(格闘ゲームなどに使われるような縦型開放タイプ)だが専用のコントロールスティック+光学マウスによる操作。カードリーダー付きでICカードに戦績やカスタマイズを記録する。


プレイヤーは戦績によりD5〜A1の20段階に区分され、ランクの近いプレイヤー同士で自動マッチングされる。常に全国対戦なので、同じ店内で同時にプレイしても対戦するようなことはまずない。多人数戦なので自分ひとりの腕で勝敗が大きく変わることはないし、周囲も大体似たような腕前(の筈)なので気楽にプレイできる。
ゲームはフラッグ戦で、互いに相手陣地奥のコア破壊を目的とする。だから敵機との直接戦闘は重要ではない*1し、撃破されても相手プレイヤーの経験値になるだけで勝敗には響かない。10秒後にはすぐ再スタートなので、積極的に攻めに行っていい。
マップ中には複数の「プラント」があり、ここに隣接して一定時間待つと占領できる。占領したプラントは再出撃や戦場移動でその近辺からプレイを開始できるので、敵陣近くのプラント確保が勝利への近道となる。
つまりボーダーブレイクはロボット戦闘ゲームであり陣取りゲームであり敵陣潜入ゲームでもあるわけだ。

いくらかかる?

課金は時間制+アイテム購入課金。最初に100〜500円投入してポイントを買い(店にもよるが大体500円で1300GP)参戦及びカスタマイズ中に1秒1GPの割合で消費してゆく。戦闘中でもGPがなくなるとログアウト(戦闘はAIが引き継ぐ)。1戦闘は最大10分なので、500円あたり20分、2戦ぐらいは遊べる。
なお最初に300円でICカードを買う必要がある。なくてもプレイはできるが記録されないので意味がない。
買ったばかりのカードにはパイロット情報が書き込まれる。このデータは後から変更できないので慎重に。
ICカードは100回記録ごとに新しいものに更新の必要がある。
パーツの購入は安いもので100GP(およそ40円)、高いもので900GP(およそ360円)ほど。またキャラの外見もカスタム可能で、これにも100GPかかる。

ゲームの進め方

始めたばかりの新兵はD5からスタートする。
1クレジット使ってチュートリアルモードを見てもいいが、D5での演習戦はそれ自体がチュートリアルのようなものなので、操作さえ判ればいきなり実戦に入っても問題ないだろう。基本的な操作画面の見方は公式サイトに説明があるが、やや不足なので補足する。
右グリップの「武器切り替えボタン」は押すと画面上に十字状の選択画面が出るので、グリップを動かして武装を選択、ボタンを放すことで確定する。またダブルクリックすればリロードになる。残弾が少なくなってきたら次の交戦に備え安全なところでリロードしておきたい。
左のアクションボタンでしゃがむと命中率が向上し、効率良く撃破できる。ただし移動が制限されるので注意。もう一度押せば立ち上がる。また自軍施設の傍で押せば搭乗、施設を利用できる。
施設には長距離を一気に移動するカタパルト、高低差のある場所を移動するリフト、強力な砲で攻撃できるガンターレット、自機の回復と弾薬補充を行なうリペアポッド、また搭乗しない防御施設としてコアへの敵侵入を知らせるレーダー、接近する敵機を自動攻撃する砲台がある。


最初は1種類の兵装しか使えないが、戦闘時間で新しい兵装が解禁され、最大4兵種×4武装が利用できる。機動性と近接攻撃力に優れアタッカーとして活躍する強襲型、遠距離砲撃や範囲攻撃を得意とする重火力型、味方機の回復や索敵、地雷散布など戦闘サポートを主任務とする支援型、高倍率のスコープで遠距離から一撃必殺の狙撃型。それぞれに利点と欠点があり、巧く補佐し合うことで大きな戦力を発揮する。
D5時点ではプレイヤー同士で組んだチームでCPUを相手に模擬戦を行なう演習モードのみ。ゲーム自体は実戦と何ら遜色ないが、敵の動きが硬い。D4に上がるといよいよ対人戦となり、この段階から勲章が付くようになる。またBランクに上がると戦果次第でマイナスが付くこともあり、-100に達すると下ランクに落とされる。
ゲーム終了時には戦果に応じてスコアと報酬が支給される。スコアは敵機撃破や撃破支援(一定異常のダメージを与えた場合)、プラント占拠、コアへの攻撃、敵防御施設破壊などで得られ、250点蓄積ごとに上位ランクへ編入。報酬は後々、機体パーツや兵装のアップグレードに消費する。
また初期兵装の強化版以外の上位兵装は一定数の勲章が要求される。これは撃破機体数やスコアの蓄積によって得られる。
要するに、とにかく数をこなすしかないということだ。

戦術指南

指南できるほど場数踏んでいるわけではないが、一応序盤での戦訓を。
ゲームの目的はあくまでコアの破壊である。敵機撃破によるポイントもランクアップのためには必要なので積極的に撃破して良いが、コアに攻撃可能ならそれを優先した方が評価は高い。また同様に、自軍コアの防衛が重要なので常にレーダーマップには気を配り、コア方向へ向かう敵があれば素早く撃破したい。
射撃はある程度散らばるので、遮蔽物に隠れるように攻撃するとダメージを受け難い。またダッシュを活用して物陰から飛び出す→射撃→また隠れるなどの行動で一方的な攻撃を続けたり、ジャンプやダッシュで機体をジグザグに走らせながら攻撃することで相手の射撃を躱すことができる。高さ方向は視線が行き難いので、高台から攻撃するのも手だが、距離が空く分だけ命中させ難くもなるので善し悪しだ。
市街戦のような広いマップでは、戦況を見て戦場移動機能を使うのも有効。攻撃されたコアに駆け付け防衛したり、逆に隙の出来たコアへ突撃したり。
とにかくコア付近のプラントを押さえられるのはマズい。斃しても斃しても敵がここから再出撃してラッシュが続く。素早く奪還すること。

おすすめ兵装

重火力

多分初心者には一番扱い易いタイプ。連射の効くアサルトライフルと火力に優れるロケットランチャー、接敵せず攻撃可能な榴弾砲、目眩ましのECMグレネード。
榴弾はマップで落下地点を指定するので、敵の駐留しそうなポイントに叩き込む。味方にはダメージを与えないので遠慮なく使っていいが、被弾による硬直などは生じるので乱戦への適用は慎重に。
アサルトは連射が効き火力も装弾数も高いが、オーヴァーヒートという欠点も抱える。射撃するうちサイト周囲に黄色の( )が表示される。3本までは射撃可能、それを越えると冷却に5秒ほどかかるので注意。
ロケットは弾速遅いので避けられ易いが、半径10mほどを爆風に巻き込む。また1発のダメージは高く、直撃すればクーガーで8割ぐらいを削るので盲撃ち的に威嚇射撃するのも有効。ただ初期装備では1発ごとにリロードが発生、また5発で弾切れする(リペアポッドで補充)。
ECMは扱いが難しい。当てると5秒ほど画面が使えなくなるので、その隙を狙って撃破したいが、射程の短かい投擲武器、また落下から爆発までに2〜3秒かかる。

強襲

序盤に必ず使うタイプだが、意外に中級者向き。主武装SMGは使い易いが手榴弾はやや扱いが難しく、ソードは一発が大きいが当て難い上に隙が大きい。アサルトチャージャーの機動力は魅力だが細かな制御が必要。
やるなら武器切り替えに習熟し、ソードで斬る→離脱しSMG掃射→接近してソードに切り替えてまた斬る、といった一撃離脱に慣れる必要がある。
榴弾は意外に長距離を飛ぶので、高台の爆破、障害物越しの攻撃など様々に使いようがある。これも習熟したい。
なおアサルトチャージャーにはAC慣性保存と呼ばれるテクニックが存在し、長距離を一気に飛び越えることが可能。コア急襲や渡河に巧く利用したい強襲乗り必須の技術と言える。

支援

スコア稼ぐには悪くない兵装。偵察機による索敵や友軍機及び施設の回復がポイントになるので直接戦闘せずともランクを上げることができる。また地雷で重要拠点を防衛し易い。ただ主武装のショットガンは距離を取ると拡散しダメージが低いので近接での攻撃が推奨され、射速は遅いし弾数も少ない。あまり戦闘向きではない。
上級者を見ていると大体高機動型の機体で使っている。素早く友軍に合流して回復、または単騎側方を動き回っての攪乱戦闘を行なう例が多いようだ。
偵察機はリペアポッドでも補充できないが、残しても勿体ないので戦闘前に使い切りのつもりで多方面に発射してしまうのが良いだろう。どうせ索敵情報は時間経過で消えてしまうので、索敵→戦闘→再出撃を繰り返した方が効率は良い。

狙撃

最も上級者向け兵装。ライフルの一撃は強力、かつ射程も長いが、使用時は視界が非常に狭くなり、また基本的にしゃがみ状態なので自機も攻撃に対し無防備。狙撃以外での近接戦闘はハンドガンしかない。
意外に面白いのは補助的な兵装の方で、防御フィールドは目立ちすぎて榴弾やロケットの的だが、セントリーガンは激戦区に放置するだけでも結構厄介な自動砲台として機能する。
全体として、巧く活用すれば敵部隊を壊滅に追い込み施設を沈黙させ得るが、下手に扱うと兵力が10%無駄になる、そんな兵種。

*1:勿論、コア防衛のためには敵機撃破が必要だし、突破を阻む敵機の排除も必須ではある