先日ちょっと壊れたTVを買い替えてエコポイントを貰ったところだったのだが、まさか自分が仕事でも関わることになるとは思わなかった。
話が来たのが6月半ば、締切が6月30日。話があったは良いのだがその時点でまだその業者が交換対象商品の提供業者に選定されるかどうかすら決まってなかったという見切り発車具合である。それもこれも「大臣が7月1日からって言っちゃったから」らしい。
それはともかく。
本日から事業者一覧が発表され、各業者の提供する商品のリストが見られるようになっているので、ライヴァルの視察を兼ねて全件レビューしてみようかと思う。
基本的に提供商品のレビューではなくサイトのデザインに関する話なので一般の人にはまったく役立たない。悪しからず。
エコポイント事業本体
http://eco-points.jp/
なんとなく綺麗に作ってはある。文字サイズの変更にも対応するなどアクセシビリティへの配慮があるのは流石政府の公式といったところか。
ただ、手続きがいかにもお役所的すぎて判り難い。いやそれはサイトデザインと関係ないのだけど、説明からして判り難く、申し込み画面に移動するまでに最低2ステップばかり必要で、しかも「誰が」「何を買って何ポイント得て」「何と交換するか」をここで全部記入申請しないといけない、つまり各事業者ページのシステムで個別に購入処理できず(1)まずメモって(2)この申込書まで移動して全部記入、しないといけないという作りはなんなのだと。
ここからは各商品のリストにアクセスできるが、これもカテゴリリスト→カテゴリ別事業者一覧→事業者個別詳細→事業者が用意した商品ページというアクセス経路を踏む。いや長すぎだろコレ。直接全商品の詳細リストを表示しろとまでは言わないが、せめて個別の詳細ページはなくしてリストに情報をまとめても良かったんじゃないかと。
あと公開初日で混んでるだけかも知らんけど頻繁にタイムアウトするのはどうかと思う。
商品券・プリペイドカード
このカテゴリは個別の商品ページがない。単にポイント額面通りの商品券が発行されるだけなので。
従って各事業者のページ評価はしない。
地域商品券
上に同じ。
全国型の地域産品
ここから各ページ評価に移る。
おとりよせグルメ | 伊勢丹オンラインストア
既存のシステムに商品を載せている様子。なのはいいがリストが別ウィンドウで開く表1枚で完結しているあたり、やっつけ仕事に思われる。
http://www.enicil.co.jp/ecopoint/
ボタンが明らかにMS Officeあたりで適当に作って切り出したっぽいアンチエイリアスもない平面単色であるなど、どう見ても内省化で済ませたやっつけページ。ただこの会社、そもそも全体的にシンプルというか……なデザインではあるのだが。
http://www.gifca.cx/
URLはいきなり転送される。その先でも、どこに当該リストがあるのかすら判らなかった。なんだこれ。
http://shop.gnavi.co.jp/ecop/
非常にシンプルな作り。上部に大雑把な申し込み方法が書かれ、あとはただ商品を列挙したリストのみ。分類は金額別のみで良くも悪くも直截的。
http://egrip.jp/
既存システムの利用ではあるのだろうが、きちんとエコポイント商品専用にカスタマイズされている。エリア別、ポイント別リストが用意される他、「合計Xポイントの組み合わせ例」を用意するなどの工夫が面白い。ただ商品ジャンルでの分類はない。
エコポイント 交換|シャディ 交換商品 ご案内サイト
きちんと特設サイトを用意してある……のだが、本体のデザインパターンとまったく一致しないなど、やっつけの感は強い。
エリア別、ポイント帯別リストはあるが商品カテゴリ別はない。
ページが見つかりません
そうかdancyuてJTBだったんだ……ともあれ、上記はJTBの(商品券交換なども含めた)ページであってdancyu自体のページはhttp://ecopoint-dancyu.com/の方。
dancyuのイメージからすると些かシンプルに過ぎる。もちょっとケレン味があっても宜しいのでは。
ページが見つかりません ベルメゾンネット
ちょwオープンしてねぇwww
7/1には公開必須じゃなかったのか。
おいしいじゃぱん[トラベラーエコポイント交換サービス]
ちょっとトップページ画像が低解像度のものを引き伸ばしてあったりボタンの切り抜き痕が見えたりと急ぎ仕事の感はあるものの、きっちり専用ページを用意してきた。ただ既存のサイトとの連動はいっさい行なってないっぽいのが謎。
http://www.nittsushoji.co.jp/ecopoint/
商品点数はかなり多い。サイトデザインもかなり力を入れた感じである。しかし時間切れか、ページによってクオリティにはなりの差が。また遷移後に戻るリンクが明示されていないなど、UIの作り込みが足りてない。
商品はジャンルのみで分類、価格別や産地別はない。特集ページが充実。
http://www.tiikibrand.jp/
ちょwこのためだけにドメイン取ってるww本気なのか。
その割には分類はポイントのみ、商品点数も決して多くはない。
エコポイント対象商品
……まあここは非営利法人だしなぁ。凄く手作りっぽい印象。
rin-shopping.jp - このウェブサイトは販売用です! - 伝統 デザイン 結婚祝い プレゼント 結婚式 インテリア ギフト 雑貨 リソースおよび情報
交換対象商品はPDFで表示。判り易いし充分っちゃ充分だが、これPDF利用できない環境の人とかどうするんだろう*1。
エコポイント交換商品リスト
酒の販売。商品が大半画像なし、かつ商品番号に事業者コードがないのはちょっと不親切の印象。
タイトル取得時に化けるようなので手入力しておく。
三越オンラインストア
流石は大手、と思わせる作り。地域、価格、ジャンルと一通り網羅してある点も流石。
ただ商品価格帯が2種類しかないのがちょっと。
postal-jp.com - このウェブサイトは販売用です! - 印刷 郵便局 ふるさと 総合 小包 年賀状 切手 はがき リソースおよび情報
流石郵便局、いきなり制度の説明から入るあたりがお役所的。もう見て来たっちゅーねん。
しかもカタログがPDFですらなくFlash利用の疑似電子書籍、内容も通常の通販のものをそのまま流用しており円→点の修正すらない。
【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ
まずは仕組みの図解から入るあたり親切ではある。地域産直を見ると商品分類は地域基準のみだが各地数点のみ、かつ点数を大きく表示してあって判り易い。いかにも楽天らしい泥臭さというか。
エコポイント交換商品|地域産品満載のリンベル
どうやら自社取り扱い商品全種を対象としているらしい。約2000種と圧倒的な品数を誇る。
不思議なのは、専用の通販ページが完全にエコポイント交換のみを対象としており通常の販売対応用が見当たらないこと。カタログギフトが本来の業務らしいが、まさか専用にシステムから立ち上げた、なんてことは……
ところでコレだけ何故かタイトル取得できてないので手動で入れておく。
地域産品
http://daikichiyahonpo.com/
本体は黒いのにエコポイント商品ページだけ緑ベースとかレイアウト違うとか色々思うところはあるものの、纏まりは悪くない。
ファームス産直ショップ
新着に「選定されました」とあるのみで、特設ページはおろか何の説明もない。
JR北海道のグッズや特産品通販|北の特急便 |
新着で「エコポイントと交換できるようになりました」とあり、1ポイント=1円換算で買える旨アナウンスがあるのみ。まあこれはこれで方法ではあろうが。
さくら野百貨店 仙台店
シンプルながら一応形になってはいるのだが、文字がほとんど画像化されてるのはちょっと酷過ぎる。
http://www.magariya.net/event/200906ecopoint/index.php
ややそっけない感はあるものの妥当な纏め方だろう。正直、似たような感じで悩まされたことがあるので他人事ではないというか。
上部メニューがエコポイントページとまったく連動していないのはちょっと紛らわしい。
http://www.yamagata-ya.net
右上から特設ページへ。判り難くはないが商品紹介は写真+名前+ポイントのみ、内容標記がないのはちょっと不安。
「ここでは交換申し込みができないので必ず事業公式ページで」と明記されているのは好印象。
味や技はじめまして。|(公社)宮城県物産振興協会
エコポイント関連の情報記載なし。
http://www.yamabishi-f.co.jp/
エコポイントについての記述はおろか、そもそも商品コード明記したリスト自体が存在してない。
http://www11.ocn.ne.jp/~e-miyage/
サイト自体が準備中の感。アドレス見てもドメイン取得などは行なっておらず、かなり小規模運営っぽさが窺える。
http://www.takayoshi-inc.co.jp/ecopoint.html
既存ページにそのまま掲載した感じ。写真がいま一つとかJPGで圧縮するよりGIF使えばとか思うところはいくつかあるものの、纏まりは良い。
tvkショップ|テレビ神奈川が運営するECサイト
トップに判り易くバナー。
商品ジャンルで分類され判り易い。サイドメニューにカテゴリリンクや検索まで……と思ったら、こっちは通常販売用のものがそのまま出ているだけだった。分離されてないと判り難くなってしまう。
フレッシュライン新潟
些か作りの古い感は否めないものの、エコポイント商品の扱い自体はシンプルで判り易い。
ととやま
よく纏まった作りではあるのだが、フォントサイズ指定は見直した方がいいかも。小さく表示してスタイリッシュに見せたかったのだろうとは思うが、元々小さな文字で表示している環境ではルビ以下のサイズになってしまって読めたものではない。
商品リストは新着情報のリンクからPDFで。
金沢屋-北陸朝日放送直営店・石川県の名産品・特産品の逸品を集めたお取り寄せ通販サイト
ベースカラーが赤というのは珍しい。
エコポイントの表示は判り易い、が……これ先程も見たような、と思ったら山形と同じく朝日放送系の地方局なので、同じものを使い回しているようだ。
石川県・能登の特産品お取り寄せ通販−能登スタイルストア
シンプルすぎて些かメリハリに欠ける感はあるものの、色使いやアイコンなどは好印象。
エコポイントはお知らせコーナーに画像付きで出ているものの、画像サイズが小さすぎてやや目立たない感じも。
専用のリストページではなく商品データにエコポイントのデータ表示を追加するという方式は好ましい、が「エコポイント」カテゴリはなく一覧にも表記がないため、開いてみるまで対応商品かどうか判らないのはマイナス。
山梨のぶどう・もも・ワインを現地から完熟お取り寄せ|山梨通販
判り易くてシンプル。
エコポイントとの交換なのにエコ関係ない地域産品の中で、「環境保護団体へポイントの一部を寄付」という処理によってエコと関連付ける処理は他も見習ってみてもいいんじゃないかと思う。
京都お取り寄せ通販人気サイトいちおし商品ランキング【きょうとウェルカム】
トップに商品画像がほとんどなく、詳細カテゴリが並ぶつくりは珍しい。
エコポイントの表示は判り易いが「どれが交換可能か」「何点で交換できるか」といった表記はなく説明ページのみで終了。どの商品でも1点=1円で交換可能ということだとは思うが。
http://ebussan.jp/
表記なし。ていうか近畿地方の産品扱いになってるけど全国の商品扱ってるような。
トップ | 兵庫県物産協会 ふるさとひょうご特産品のご案内
商品を並べただけのページに直結。判り易いがそっけない。
本体へのリンクぐらい付けておけばいいのに/本体側にもエコポイントページへのリンクを用意すればいいのに。
JA紀南 - トップページ
xoopsでページを構成。商品リストはあまりにシンプルで、もう少し見易さに気を配ればいいのにと思ってしまう。
果樹王国 JA和歌山県農 – 安全・安心なJAブランド。和歌山の新鮮をお届けします。
トップページから動画埋め込みでプラグインを要求される作りはそれだけで敬遠する。しかもファイル形式がasxとかもう有り得ない。
エコポイントページは判り易いが明らかにMS Officeあたりでページ作ってる。
JAアグリ島根
デザインはなかなかだがエコポイントについての説明はお知らせにちょっと書いてあるのみ。もうちょっと頑張っても良いような。
島根の物産(島根県物産観光館)
それなりに纏まりは良いがオレンジ背景はちょっとキツいな。
エコポイントについては新着の説明のみ。
トップページ|岡山県商工会連合会
文字のやたら多いページ。その分情報量は多いはずだがエコポイントについては「商工会だより」の中に商品券との交換について言及があるのみ。地域産品じゃなかったのか。
http://www.hyouryuu.co.jp/eco/
ややシンプルで野暮ったいものの大胆に写真をあしらった構成は商品の魅力を……と思ったら生産者の顔ばかりで商品は名前のみ。
本体の方では果物の魅力たっぷりに作ってるんだから、せめてそこへリンクしておけばいいのに。
公益社団法人徳島県物産協会 公式ホームページ あるでよ徳島
トップ部分だけ凝ってるが、その下はただ貼り付けただけという状態。
エコポイントページの出来はまあ悪くない。というかこれ明らかにWebショップの画面そのままなんだけど、むしろ上部メニューから「Webショップ」を開いた時の方が酷いというのも……
北九州の特産品・グルメ・お土産が満載 – 北九州観光市場
商品の陳列以外は綺麗に作り込まれている。
説明も明確で、見易さもそこそこ。もうちょっと凝っても、と思わぬではないが全般に好印象。
地場産くるめ – 地場産くるめは、公益法人久留米地域地場産業振興センター(福岡県久留米市東合川5-8-5)が同所にて運営する施設です。
ページは綺麗に作られているが、エコポイントの表記なし。
音痴でも大丈夫!歌唱力を磨く方法
なかなか魅力的なページ。生産者アピールと商品の魅力アピールを巧く両立させている。これでエコポイントページがあれば言うことないのだが。
株式会社エーコープ熊本
トップには新着情報に小さく記述があるのみだが、開くと割合綺麗かつ判り易く商品が並べられている。説明は政府に一任。
http://www.m-tokusan.or.jp/
ちょっと文字多め&余白多めではあるものの見易く作られたページ。
エコポイントについてはお知らせの中に「準備中」とあり、暫定的にPDFをリンクしてあるのみ。
http://www.yamakataya.co.jp/eco/miya/
点数別にページを分けただけのシンプルな構成。
商品名まで画像化するのはどうかと。
公益社団法人 鹿児島県特産品協会
シンプルすぎる構成。エコポイントの扱いは大きいが、中身は表1枚でおしまい。
http://www.yamakataya.co.jp/eco/kago/index.html
宮崎山形屋と事業者が同じなのでページ構成も同じ。
省エネ・環境配慮製品
資本が大きいためか、総じてレヴェルが高い。
全国産品と重複するものは解説を省いた。
http://mottainai-3r.jp/eco/
流石に綺麗な作り。カテゴリーとポイント両面からリストアップ、それぞれに商品から事務局ページへのリンク、またトップには問い合わせ先が掲示されるなど至れり尽くせり
http://www.econakoto.net/econamise
そつのない作り。案内も具体的で親切。
オフィス用品の通販カウネットのエコポイント交換商品
商品一覧としては充分に見易く、雰囲気も出しているのだが、大手だけにもうちょっと配慮が欲しい。せめて交換方法の案内ぐらいは。
"環境配慮型商品エコポイント交換カタログサイト | グリーンステーションSHOP"
ショッピングシステムを流用しているので、欲しい商品を一端リストアップしておいて一度に書き写せるのは使い易そう。地域産品でしばしば見られたようにメニュー部を本サイトと共有するようなこともなく、FAQまであるなど全体に親切。
http://eyeco.jp/
右メニュー下方にエコポイント交換ページへのバナー。
商品の説明がしっかりしていて判り易さは申し分ないのだが、もうひと工夫欲しくもある。
*1:まあ他の事業者も決してPC以外の環境に配慮した作りとは言えないのだが