一部のマニア限定な話。
ディズニーランドでもっとも目立たぬアトラクションのひとつに、アドヴェンチャーランドの片隅にひっそりと位置する「スイスファミリー・ツリーハウス」がある。ロビンソン・クルーソーを元にした二次創作の児童文学「スイスファミリー・ロビンソン」を元にした同名のディズニー映画を元にしたウォークスルー型アトラクションである。
巨大な木に渡された通路を歩いて居住区を見物するだけの代物でありインタラクションのない地味さで不人気なため混雑時に於いても待ち時間ゼロでいつでも利用可能*1という不遇の存在だが、実は巨大建築マニア的にはかなり興奮する代物なのだ。
見よこの威容を。高さ19m、軽くビル4階以上と自分の足で登る建築としては結構な高階層である。そして構造剥き出し*2の素通しな通路をウォークスルー。
そもそも「大きな樹の上の家」って設定自体に興奮しない?子供の頃こういう秘密基地とか作りたかったという人は少なくない筈だ。
唯一の問題は、ここがディズニーランドの中だということ。巨大建築趣味のためだけに訪れるには5500円の入場料は高過ぎるし、行楽の一環なら余程巨大建築愛好に理解のある人とでない限りはここに長時間を割くと顰蹙必至。また懐古的建築趣味としてはむしろディズニーシーの方が撮り甲斐がある。
- 作者: 佐藤さとる,村上勉
- 出版社/メーカー: 偕成社
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