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カード配置以外にはランダム要素がなく、先を読み易い。考える力を養うに丁度良いが、反面大人と差が付き易い感もある。
最初に6×6にカードを並べる。角は使わない。対角に自分のコマを置き、山札から1枚カードを受け取って自分の前に表を向けて置く。
自分の持つ札の一番上にあるカードの数字に従ってコマを時計回りに動かし、止まった列から任意のカードを1枚取って自分のカード束の一番上に重ねる。穴は山札で埋め、山札が尽きたら穴のまま放置。どれか1列が空になったらゲーム終了。
基本的には取ったカードの数字が得点なのだが、カード種類ごとに4枚あるカードを
- 1枚しか取れなかったら数字分マイナス
- 2枚だったら0点
- 3枚だったら合計分が得点
- 4枚だったら合計+5点
つまり1枚でも取ったカードは最低でも2枚、可能な限り3枚以上取るようにしなければならないということだ。取ったカード束は確認できないから、何を取って何を取っていないかは記憶に頼るしかない。
取るべきカード/取るべきでないカードの見分けと数字によるコマの移動を考え合わせて取るものを決定してゆく。「次に穴を埋めるカード」以外にランダム性がないので数手先まで読むことが可能ではあるのだが、実は移動にはちょっとした罠があって、「相手のコマは飛び越す」というルールによって接近時には移動量の読みが難しくなる。敢えて小さなカードを取って相手に飛び越させることで移動先をずらしたり(特に角に止まると何も取れないので、相手の移動数を見て積極的に角へ誘導する戦術は有効)、相手が1枚取ったカードを積極的に集めて点数を削るなどの妨害が可能である。
得点計算では2桁の加減算が要求されるが、そこは大した問題ではない。必要なら大人がやれば済むことだ。むしろ重要なのは「同じカードをたくさん集める」「1枚だけ取ると損」ということが把握できるか、また「今どのカードを取ると次にどこまで動けるか」を判断して計画的に移動できるか、という辺り。これはインストの際に敢えて「今これを取ると次にここまで動いてこれも取れるね」などと繰り返してみることで身に付いてゆくようだ。