M-V


日本の誇る全段固体燃料ロケット「ミュー・ファイヴ」を描いてみた。独特の斜め射出用の発射台も込み。
日本のロケット工学黎明期からの流れを汲む名機であり、近年では日本宇宙開発史上初の意欲的な挑戦であった、かの小惑星探査機MUSES-Cはやぶさ」を打ち上げたのもこの機種。また燃料搭載状態で保管可能な固体燃料ロケットは軍事的にも極めて重要な意義を持つ技術であり、それをこれだけ高精度にコントロールする技術は世界的にも類を見ない。規模から見ても、実は世界最大だったりする。
非常に残念ながら、この8号機を以て引退の運びとなった。後継は開発が難航しているようなので、その間を補うためにも9号機以降を投入すると良いと思うのだが。