残念無念

【残念】仏教用語で、念が残る、つまり未練があり成仏し切れないこと。
【無念】残念に対し未練を残さず成仏すること。
しかし実際の「無念」の使い方は逆というか、むしろ口惜しさの余り残念しているのだが。


典型的用例としては、時代劇あたりで切り倒される間際に「無念……」てな具合だと思うが、これ本当に無念だったら格好良いな。斬られたというのに穏やかに悟り切って斃れる侍。
逆に、斬られて「残念……」は、とそこまで想像して吹いた。