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自転車というのは結構盗難の多いもので、様々に対策が話し合われる。
まあモノが2万もしないママチャリならば兎も角、何十万もするスポーツ車ともなると被害甚大であるし、また安いものは大概乗り捨て程度の動機による盗難が多いが高価なものは転売目的でありプロの仕業であることが多い。
刹那的な行為への対策ならば、素人でもピッキング容易な閂錠やリング錠の類でない限りどんな鍵でも充分有効だろうが、その気でやって来る者への対策となると難しい。
どんなに頑丈な鍵であっても、やろうと思えば破壊は不可能ではない。すると鍵の意義は精々、盗難までの時間稼ぎに過ぎないと言える。そしてその真価(がなかったこと)が判明するのは実際に盗まれた時だけだ。
自転車用に限らず全ての鍵でそうなのだが、要するに「どれほど盗まれ難いか」を表す客観的指標を作成するのはほとんど不可能で、結局のところ「盗まれたか、そうでないか」の2値しかない。それに対してどの程度までならコストをかけられるか、どうやって判断すべきなのだろうか。