最も嗜好が細分化される分野のために

あんまりそっちの方向には詳しくないのでアレなのだが。
フェティッシュ系情報とWeb2.0ってかなり相性の良い組み合わせに思えるのだけれど、そういう例をあんまり聞かない。誰もやってないんだろうか?
例えばアレな画像に閲覧者がタグを付けて分類、「この画像を見た人はこんな画像も見ています」てな感じでピンポイントに嗜好を刺激する。フェティッシュな分野というのは多分、非常に細かく好みが分かれるはずだ。例えば胸ひとつ取っても大きさや形などに差がある。更にそのものではなくともシチュエーションや衣服、容貌や髪型などにも左右される。
当然ながらそんなピンポイントな検索がそこらの汎用エンジンに可能であるはずもない。ならば人力だ。
自分のお気に入り画像をタグ分類してもらう。なんならローカルで動作する専用ソフトウェアでも作ってコレクションの分類を容易にしてもいい。1クリックでアップロードまたはP2P共有できるといい感じだ。
分類作業はあくまで自分が気分に応じて好みの画像を適切に引き出すための行為だが、これは同時に他人への指針でもある。互いが衣服の色とか形とか、状況とか人名とか、思い付く限りの情報を追加しまくっているうちに、他人の付けたタグからピンポイントに好みの画像が引き出されるって寸法だ。


どうもそれ系サーヴィスは課金あるいは広告で保ってるという認識があるのだが、このシステムでは大掛かりな分コストが嵩むのと、人を集めないと本領を発揮できないので有料化し難いという難点がある。まあこの辺は、見るだけなら無料だが分類は有料サーヴィスにする(で初期は無料開放してユーザ確保、また一定期間は無料でお試し可能)とかオリジナル画像を提供して他人がそれをお気に入り登録するとポイントが付くとか、そんな感じで利用料金徴収とユーザ数を確保する感じだろうか。
問題はコンテンツの質と量で、オリジナルを自前で用意するとなればそれ自体かなりのコストである。アップロードして貰える仕組みなら安く済むかも知れないが、代わりに著作権問題などのトラブルを抱える可能性が高い。いっそ業界を巻き込んだ標準サーヴィスとして、各レーベルに宣伝を置いて貰うとか、ダウンロード課金の仕組みを取り込むとかいう方向にすべきかも知れない。