(ネタ)エルトダウン人

英国南部エルトダウン付近の三畳紀の地層から発見された"原始的な人類のものと見られる"化石。記号や図像らしきものが刻み付けられた複数の陶片*1と共に出土。
土圧で変形しているものの、ほぼ原型を留めた全身骨格がおおよそ2/3ほど発見された。額には大きな窪みがあり、当初は何らかの外傷、もしくは土中で破損したものと考えられたが、復元の結果どうやら眼窩に類似した神経孔と推定。また、頭蓋骨を中心に文字または文様と思われる加工痕がある。文様は顔料の沈着と盛り上がりの状態から、生存中に加工を受けたものと推測されている。
その後、骨格の一部がまったく異なる類人猿のものを流用したのではないかと指摘され、捏造が疑われた。その真偽の程は不明ながら、三畳紀地層から出土しているという点、また明らかに現生人類のものとは異なる骨格構造にも関らず人造加工品としか考えられぬ陶片と共に発見されている点など謎が多い。


意味の通り易いところに移動した。

*1:窪み両側面の盛り上がりから見て、粘土のような柔らかい平滑面に細い器具で刻み付けたものと推測され、かなりの硬度を有していたために便宜的に"陶片"と呼ばれているが、実際には焼成した粘土ではないようだ。ブリチェスター大学で分析されたと聞くが、その結果は公表されていない