極め付き

きわめ-つき きはめ— 0 【極め付き】
(1)書画・刀剣などで、極め書き・極め札がついていること。専門家が鑑定して、その価値を保証していること。
(2)定評があること。折り紙つき。
「—の悪党」
(3)歌舞伎で、ある役者の演ずる役柄で、他のどの役者もおよばないほどのはまり役。

先日のNHKで、これの誤用についての話をやっていた。誤用というより、間違った形で広まったと言うべきか。つまり「極め付け」と言われる方が多いという話だ。


それはいいんだけど、誤用の例として最初に出てくる寸劇での用例は「食後の極め付けデザート」だった。いやそれは明らかに誤用だろう。「極め付きデザート」なら定評のあるデザート、として意味が通るのだが、「に」だと「最後に」程度の意味としか取れない。でもそこには突っ込みが入らずに番組は終わってしまうのだった。ああ、落ち着かない。