カルカソンヌ


わお。このヴィジュアルは素晴らしい。なんかあれほど苛つくゲーム(主観)なのにタイル置くのが気持ちよく思える。

10分以内にカルカソンヌの面白さを説明しよう - 焚書官の日常に独善的注釈を付けると

なんかコメントできなくなってるのでこっちに書く。どうせ大したことではないが。

手下の駒は7個しかないので、回収しながら置くようマネージしないと足りなくなる。(重要)

なにしろ完成まで点数が入らないわけで、効率良く回すには大きいのを狙うのはほどほどにして小さいのを作っては回収し作っては回収して進むのが得策、なのだが……何故か完成しないのだコレが。道を狙えば草原ばかり引き、城を狙えば草原ばかり引く。確かに草原は最終的な点数が最も大きくなる(可能性がある)が、はっきり言って計算できないし、ゲーム終了まで人員を回収できない致命的な問題点があるので、投入には慎重にならざるを得ない。

駒数でトップのプレイヤーがいる場合は、そのプレイヤーのみにしか入らない。(重要)

個人的にはここが凄く好ましくない。私はぜんたい、一極集中なルールが苦手なのだ。どっちかというと全部の位置で2位に付ける方が得意なので新エントデッカーでは割と強いが、似たようなゲームであるにも関わらずカルカソンヌは悲惨なまでに弱い*1
割合手軽で、プレイ人数の調整が利いて、かつ楽しまれる良作であることは認めつつも、私としてはできればこのゲームはやりたくない。

かくして、「今はつながってないけどつながりそうな巨大都市にじわじわ投資したい」バーサス「横からスコアをもらいに来る奴を地形で遮断してオレだけ得点を獲りたい」という争いが勃発する。

これがまた、何故か「私が関与した都市は完成しないか、私を切り離して完成する」という定番ができつつある。無論、大きな都市を完成させると得点が大きいので皆が妨害するわけだが、私は大概勝敗に絡むようなポジションにないので妨害の意味が薄いし、かと言って乗っ取りを目論めば普通は(そいつに得点されることを良しとしない他のプレイヤーが)それを妨害するものだが、私の場合は自身の引きが致命的に腐っているのか、何をどうやっても裏目にしか出ない。下手をすると乗っ取りの自己防衛を意図して追加投入した人員ともども回収できずに終わったりする。

あちこちで、そういう封じ込め合いや、相乗り・奪い合い・遮断し合いが起きるので、見た目よりタクティカルです。

タクティカルっつーか陰険です。しかも運に左右される割合が強いという。

おすすめプレイ人数は2〜3人。

多分コレだ原因(の半分)は。6人ぐらいまで柔軟に運用できるので、どうしても多人数でのプレイが多くなりがち*2。逆に6人以上のものって貴重なので、運搬の手軽さもあってカルカソンヌ率は割と高い。

とってつけたフォロー

まあ悪いゲームじゃないですよ?多分。
でも(カタンと同じで)私としては他にもっとお薦めしたいのが沢山あるので、これが最良とは思わないけれど。

*1:これまでに6戦し、うち5戦で周回遅れの最下位であった。これは偶然とか不得手とかいったレヴェルを越えて、不整合なのだと思うしかあるまい

*2:ボードゲームは3人前後がプレイ可能人数として最多なので、これぐらいの人数だと他のタイトルに流れやすい