画像全滅

毎年10GB単位で蓄積する画像データを、1年経過したものから外付けHDDに送り込んで本体側消去していたのだが、その外付けに入れたEPS画像が軒並みJPGマーカセグメント不完全で開けなくなっている。GraphicConverterでも開けない。


多分データをテキストエディタで開いて適切に修正すれば開きようがあるだろうとは思うのだが、どう修正したものかよく判らない。
検索してみるとWin用にhttp://homepage3.nifty.com/kamisaka/JpegAnalyzer/というソフトウェアを発見した。JPGファイルを解析して修正可能なものらしい。
これを使って当該画像を開き、解析にかけてみた。
ヘルプと首っ引きでダンプした内容を調べたのだが、修復事例で見る「テーブル破損」ではなさそうだ。むしろ量子化テーブルもハフマンテーブルも健在である代わりにイメージデータのスタートマーカがなく、その位置が丸毎不明領域になっている。
イメージのエンドマーカの次からまた不明データ、これは必須セグメントのスタートマーカ直前まで続く。
つまり……どうやら肝心の画像データを納めた領域が全体不明の扱いというわけだ。


miで開くと最初16行程度がPhotoshopによるファイル情報で占められている。その後に"beginimage"/%BeginPhotoshop: 5504などという部分があって、この後からが画像データなのだろうと思われる。
取り敢えず正常なEPSデータを同様に開いて比較してみた。どちらも30行前後のところにFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF03E800000000という数回の繰り返しがある。これが何を意味するかは判らないながら、双方に現れるということは何らかの区切りになっているのだろう。FF FFはどうやら空白を示すようでもあるし。
正常なデータの開始行からこの部分までをコピーして破損ファイルの当該箇所に上書きしてみた。しかしバージョンの互換性がない旨のエラーメッセージが出てPhotoshopでは開けない。←今ここ


今後の予定:取り敢えず画像ファイルは過去の無事なデータからサルヴェージすることとして、それはそれで解析/修復のための手段は用意しておきたい。今後もいつ同様の事態が発生するか判らないし。


もっと過去のデータはzip圧縮してあるのだが、これ自体も破損しているので取り出せない。なんたることか。ひとまずMac側ではDisk Utilityでの修復を行なったが、Winのツールで破損ファイルを復元できそうなものを探すべきか。