http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51138338.html見てて生ける屍の死 (鮎川哲也と十三の謎)なんか面白かったな……と思い起こす。
こういう特殊設定ミステリ好きならイリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)とか、タイトル思い出せないが2次元世界での密室事件なんかも面白いんじゃないかと思う。
特殊設定といっても2種類あって、
- 法則性が特殊なもの(死体が生き返る、2次元世界など)
- 常識が特殊なもの(法概念が異なる、重力がないなど)
いずれも通常のミステリならば特に断り書きの必要もない部分、共通認識があるという前提で書かれている部分が異なる可能性に留意せねばならぬ作品であり、それを前提にトリックが仕掛けられる。あまり認識されてはいないが、特殊構造の建築物を前提とする新本格などはある意味で2のパターンと言える。
クトゥルフものミステリで、「被害者を殺したのはどの魔導書なのか」みたいなのはないか。