アカウントの独自性は保証されるか

今回、DTIブログを使った詐称被害に遭遇して思ったことだが、なまじユニークなIDを使っていると詐称被害が甚大になってしまうのではないかと。
名前を元にしたIDや有り触れた単語を使ったIDの場合、他サーヴィスで同様のIDが使われていることなんて珍しくもないから、同じIDというだけでは同一人物かどうか判らない。だから敢えてユニークになるよう数字を混ぜたり、名前と無関係なIDにしたり工夫するし、或いはどのサーヴィスでも同じタイトルを用いたりする。
しかし私の場合は、これまで同じIDとコンフリクトしたことがない。こういうIDでは、ある種ID自体が同一性を判別する目印として機能するから、タイトルが違っていても同一人物の手になるコンテンツであろうと判断できる。
そのような状態で、同一のIDを使って同一のタイトルで作られたコンテンツは(余程その人となりが知られていて、絶対に作らないであろう内容と判断できる状況でもない限りは)容易にその人が作ったものと誤解されてしまう。
ある意味、IDもドメイン名などと同じくユニークであることを保証すべき時期にあるのではないかという気がする。
OpenIDなどで自己同一性を証明する方法はあるだろうけれど、同一であることを保証はしても同一でないことの保証は困難だ。精々、名指しで「証明されないことを以て否定証明とする」と書くぐらいしかあるまい。