ヴォイジャー探査機、30歳に | スラド

改めて凄い探査機だと思う。30年間動作し続ける堅牢性は「はやぶさ」が欲して止まぬものだ。
でも一番面白いと思うのがこのレコード。裏面が実際のデータ記録層で、この画像はそれを読み取る方法を図示したものだが、ちゃんとこれだけで意味が理解できる(まあ、それは現代の技術に関する前提知識があってのことかも知れないが)。左上の円盤はレコードの上面図で、データの記録方向が示されている周囲の記号は2進数でレコードの回転速度を示しているらしい。その下が側面図。右上は溝からのデータ符号化?これはデータ記録順で、音声→画像の順に記録されていることを示すらしい。その下でスキャンライン方式による画像復元手順。下の放射線と○-○はよく判らないが、多分太陽から各惑星への距離(右図は重心-重心間距離であることを示す)だろうと思う水素原子のスピンをベースに時間単位を定義していることの説明と、銀河中心からのパルサー位置だそうだ。そう言えばパイオニアにも同じ図があったな。
この図はそのうち作品に使おう。


実際に説明を受けると、私が辛うじて読み取れた分を遥かに上回る情報がたったこれだけの図に納められていることに驚く。本当に、良く考えられたものだと思う。