端的に言ってWikipediaの強みは

それがオンラインで無償提供されるということだ。
ブリタニカは確かに信頼できるメディアかも知れないが、参照のためには自分で購入するか図書館を利用するかせねばならず、引用に至っては読みながら手で入力するしかない。対してWikipediaならURLの提示だけで参照可能だし、部分引用もテクストの選択と少しの操作だけ。
とは言え手軽さだけが強みというわけではない。Wikipediaの記事には間違いも偏りもあるが、一方で他の百科事典ではカヴァできない範囲を収録もする。分野を絞る必要がないこと、在野の専門家(あるいは準専門家の集団)の協力を仰げることで、単なる「劣化した百科事典」ではないものとして成立している。
旧来の百科事典には是非、オンライン版の提供をお願いしたい。有料でもいいから。
少なくともブリタニカはオンラインがあるそうだ。
あ、でも有料だと閲覧制限があるので参照元提示しても見て貰えない問題点があるな。