自転車とパソコンはどこか似ている

この1週間ばかり、ひたすら自転車(主として小径車)の情報を集めていて、ひとつ判ったことがある。


自転車の最低価格はかなり安い。昨今はホームセンターや生活雑貨も扱うスーパーマーケットなどであれば10kも出せば取り敢えず購入できるし、これはこれで実用上何の問題もない。15kも出せば変速機付きが買える。
ただこれは、あくまで「使えればいい」程度のものとしての価格だ。ちょっと「マトモな」自転車を探そうとすると、どんなに安くても35k程度、実質的には50k〜100kのオーダーになる。
パソコンで言えば、50k弱で「とりあえずパソコンを買ってみよう」程度の代物と、それなりの拘りを以て選んだ200k程度の機種の違いだ。インターネットとExcel程度なら前者でも全く問題はない、けれどもう少し凝った使い方をし始めるとまったく物足りない。
自転車なら、近所のスーパーまで買い物に行くだけの自転車か、ちょっとサイクリングを楽しもうとするかの違いだ。ついでに言えば、これらは「所有の満足感」といった部分でも一致する。
更に凝ってくると、パーツを集めて好みのマシンを組んだり、もっと入れ込むとパーツ自体を特注してしまったりもする。それ一つで安物がひとつ買えてしまうような価格のハイエンドパーツが存在したり。


あ、ハイエンド寄りの高額機種に対する欲求が理解され難いのも同じか。