誠実な姿勢

科学的な誠実さというのは、良いデータも悪いデータも隠さず公開することだ。そして、それが為にニセ科学に付け入る隙を与えてしまう。


効果があるということは副次作用があるということでもある。正しい評価姿勢とはベネフィットとリスクを天秤に掛けて行うべきものであり、リスクを隠してベネフィットのみを見せるのも、リスクを過大に強調するのも適正ではない。
けれど人はリスクを見せられると不安になるものだ。従ってリスクを隠したニセ科学やリスクへの集中攻撃による否定は高い効果を上げるが、それに対する反論はほとんど省みられることはない。


本当は「良いことづくめ」のものほど疑わねばならないということを、どうしたら解って貰えるのだろうか。