WebアプリとしてのWebブラウザというのはどうか

自宅と職場、自宅と学校など複数の端末でWebに接続することは、もはや珍しいことではない。まあ職場では建前上、趣味のブラウジングはしていないことになっているが、実際には複数箇所で同じページを見ることも多いと思われる。
SNSやBlogのように常駐するものなら、単にブックマークしておくなり開きっぱなしで更新するなりで用が足りるのだが、単発のサイトの場合がちょっと問題だ。現実的な手法としては、SBMに取り込んでおいて後から見る方法やメールで送信しておいて帰ってから開き直す方法などが考えられるが、もうちょっと「自宅と出先で環境を共有」する方法がないものかと思う。


それで考えたのだが、Webアプリとしてブラウザを作ってしまうというのはどうか。つまり、ブラウザの中にブラウザが開く感覚だ。
仮にこれをBrowser on Webとでも呼ぶことにする。
PCを起動し、ブラウザでBrowser on Webに接続。するとブラウザウィンドウ内に仮想ブラウザが出現、この中にインラインフレームでWebページを開くことが可能になる。
どのページを開いているか、どの位置までスクロールしたかといった情報は個別に記録され、別の端末からログインしても同じ状態が再現される。仮想ブラウザにブックマーク、仮想ブラウザ独自にユーザスタイルシートの適用なども可能(JavaScriptでソース中にCSSを挿入する感じ?)
Webページのレンダリングエンジンは実質的にブラウザに頼ることになるだろうが、必要ならレンダリングエンジン自体自作して……というのは表示方法として難しいか。


まあ実のところ、その必要性を感じるのって「常駐していないサイトで、かつ読み切るには長いもの」だけなんだが。
でも環境設定が共有できるだけでも結構な意味があろうかと思う。実際、今もFirefoxのアドオン類なんかを同期できずにいたりするので。