GoogleはhackrだがYahoo!はそうじゃない

hackというのは「いかに楽をするか」というのが基本にあると思う。単純な反復作業はすべて自動化する。もっと複雑なことでも、一般化し単純化して反復可能な形に落とし込んでどんどん自動化する。それがまず基本だ。
他の人が苦労していることを、自分だけ楽にできるようにすることは、企業にとっては競争力の創出に繋がる。逆に、自社が苦労を負担することで他社を楽にできるというのも、新たなサーヴィスの創出として意味がある。
けれどhackr的な「楽をする」はそのどちらでもない。自分だけが楽になっても、自分だけが苦労をしても、どちらも駄目なのだ。双方が楽になってこそのhackだと言っていい。
つまり、Yahoo!の提唱した「人力による精度の高い情報」はhackとしては失格と言える。他にマシな技術の存在しなかった時代はそれでもやって行けたが、結局は「自分の楽」と「他人の楽」を両立させたhackrな連中によって駆逐される運命だ。