「動作が重い」だの「頻繁にフリーズする」だのと「バグだらけ」の印象華々しいカルドセプト サーガだが、ゲームシステムそのものに影響する致命的バグが発見されてしまった。
いやまあ、考えようによっては「単にひとつプレイヤーが知ることのできる情報が増えたに過ぎない」と考えることもできるのだが。フリーズと違ってプレイ自体は可能だし。
検証によると、どうやら「プレイヤー毎に奇数偶数が交互に」ではなく「ゲーム全体で交互に」のようなので、偶数人で遊ぶと奇数しか出ないプレイヤーと偶数しか出ないプレイヤーがいることに。そうすると期待値自体が公平でなくなってしまう。割と致命的だ。
とは言えサーガは酷い。http://bugfix.jp/blog/culdceptsaga/では様々なバグ情報が寄せられているが、予期せぬ動作のオンパレードである。なまじ過去の作がたいへんにバグの少ない良作だっただけに、対比して一層酷く感じてしまう。
正直、本作については解せないところばかり目立つ。
- 何故、外部からプロデューサーが参加しているのか。
- 彼がどの程度関っているのか。
- 何故、わざわざ不必要に3Dを多用したのか。
- 誰の意向でそうなったのか。
- 何故、大宮ソフト制作ではないのか。
- 何故デバッグされていないのか。
- 今回もチューニングは猿楽庁が担当しているが、デバッグには関っていないのか。
- 関与作品 -猿楽庁-にしっかり「モニタリング」「バランス調整」「デバッグ」と書いてあるのだが。名前出してロゴ掲載してこのザマでは専門会社としてどうか。
- ていうか発見できなかったとは思えない重大なバグが多量にあるのだが、何故修正しないまま発売しているのか。
- 「発売延期してでも充分なデバッグ」ではなく「取り敢えず発売しておいて修正パッチでなんとか」という判断を下したのはどこか。
- 今回もチューニングは猿楽庁が担当しているが、デバッグには関っていないのか。
一説によれば、バンダイナムコゲームズは契約上「年内にX本リリース」を条件とした開発費援助を受けているようで、一方で当初予定していたタイトルのひとつを開発中止としたためにカルドセプトの発売を延期することができなかったのではないかという見方があるようだ。真偽については不明だが。