打ち合わせ

http://larvahouse.com/の机氏と、ブツの受け渡しがてら星天祭の打ち合わせ。
準備期間はあと1週間、まだ商品も作り終わっていないのだが、いいかげん放置中の飾り付け関係を纏めなければということで。
人と対話するうちに考えが纏まるのはよくあることで、ここに至って初めて私が何に拘っていたのかはっきりした。どうやら私はこの祭に祭儀的性格を持たせたかったようだ。
大きい方の部屋は参道であり、屋台が並ぶハレの場ではあるが、ケの空間とひと続きになっている(実際にはここへ非日常空間を設置するわけだからどうしても区切らねばならないが)。
小さい部屋は境内であり、参道との境によって明確に区別された異界である。当初ここの入り口に格子を組んで座敷牢にしようかとも考えた。牢の中では片目の巫女が幽世を呼ぶ。
が、実際にそれをやると、1)歌い手が幽閉されるのは酷、2)或いは演奏時のみ中に入ると白ける、3)空間が有効に活かせない、4)格子作る暇がない、などの問題があってこの案は廃案に。
舞台演出的には格子だけ立ててその向こうで歌うことで座敷牢を表現する、というのも面白そうだが、それはまた別の機会に。
祭への導入として、無数の鳥居を潜ってゆくのをやりたくて、立体で作る余裕はないので布で表現して会場への通路あたりに下げておこうかとも思ったのだが、祭儀としての演出という目的が明確になった今となっては何も鳥居に拘る必要はない。元々、どこの国のものとも知れぬ祭の筈だったのだ。境界には幻想性の強い星型ランプを利用することにした。


準備すべきことは随分明確になった。後はもう作るだけ。