MacBookのiSightを検証する

MacBookの画面上部に搭載されたiSight。7mmしかない厚みの中に組み込まれた超小型カメラはどの程度の実力を持っているのか、検証してみた。

素数

撮影画像サイズは640*480。たった30万画素だが、あくまで静止画撮影用ではなく動画用だから、まあこんなものだろう。

焦点距離

携帯カメラでも最近はオートフォーカスが増えて来たが、iSightもこのサイズながらオートフォーカスである。カメラ横に二つの小さな穴があり、右は撮影中緑色に点灯するから、多分測距用なのだろう。

画素の荒い映像なのでどこからどこまでが正確にピントのあった状態なのか良く解らなかったが、印象では10cm前後までは寄れそうだった。5cm程度までは許容範囲かも知れない。
画像は8cm付近でカッティングマットを撮影したもの。特に顕著なゆがみなども見られない*1。線がぼけた感じなのはピントが合っていない所為ではなく単に画素が荒い精だと思われる。
文字撮影実験では、5cm程度までは読める映像が取り込めた(文字サイズ1.5mm〜2mm角)

フレームレート

iSightの本来的な使い方からすれば検証すべきはむしろこちらの方という気もするが、すぐにそれを行う方法がないので印象だけ。
かなり滑らかに動きが反映されてはいるものの、微妙にコマ間の差が認識できてしまうので、多分15fpsといったところだろう。

*1:中央部に向かって微妙に収縮している印象がある。その近辺で線がボケるのは、ソフトウェア的に歪みを補正処理した結果なのだろうか。何れにせよ顔などが映ったときに違和感を感じることはないだろう