操り人形

三連休ということでのんびりゲームでも、というわけで5人で操り人形。本当は拡張セット「暗黒の王」を使ってみたかったのだが、未経験者が二人居たのでノーマルルールで遊ぶことにした。


5人なので3枚が使われない職業となる。うち2枚が伏せられ、スタートプレイヤーとラストプレイヤーがそれぞれ1枚を確定できる。
今回は暗殺好きが国王を暗殺し選択順を固定するケースが目立ったため、国王が敬遠気味に。一方で商人は思ったより狙われず活躍。
私は序盤に安価な軍事施設を3枚建設、傭兵で露骨に稼いで魔法学院を建設。これで色合わせし易くなったが、その後手札に恵まれず、傭兵は流石に警戒されるので軍事施設を守るべく修道士中心に切り替え収入減。
終盤はほぼ横並び。商人で金貨を荒稼ぎしたプレイヤーは建物6枚で建築家ならば即上がりもあり得る。王宮施設、商業施設、宗教施設をバランスよく建てたプレイヤーはどの職業でも躍進。ひとり7枚を建築済みのid:fumineは最注目。私も安目ながら6枚を建築し終わり手札3枚+金貨3枚と充分上がりを狙える位置に。
ところが私の手札は5価値×3でどうにも上がりようがない。しかしどういうわけか、傭兵のいないこの状況でid:fumineの上家2人は暗殺その他の妨害手段を講じず保身に走り、またifd:fumine自身は防衛のために暗殺者を選択するも殺害対象を過ったため、結果として私の元に建築家とともに安目の建物カード二枚が転がり込んで一発逆転、建物のポイントこそ低いものの1着の+4点と5色建設の+3点でなんとかトップに。


こうして見ると「操り人形」はこの形で完成されたバランスを保っており、それを新カードで引っ掻き回すこともないのではないかという気もして来る。剰え「暗黒の王」はカードを追加するのではなく任意の枚数入れ替える形を採っており、またどのカードを入れ替えるかもユーザーに任されているわけで、これは組み合わせにより毎回違った局面を見せプレイヤーを飽きさせない配慮とも取れるが、見ようによってはゲームバランスの調整をユーザーに委ねたとも思える。どうなんだそのやり方は。